高知の酪農、未来へ!〔5132〕2017/05/04
2017年5月4日(木)晴れ!
良いお天気。ですが、今朝は田野町へ、用事があって来ました。田野町は、中芸地区の中心地。中芸5ヶ町村とは、安田町、田野町、奈半利町、北川村、馬路村を指します。で、昔は現在の田野町に安芸郡奉行所が置かれ、田野学館という教育施設も、あった。
その田野学館には武市半平太が出張してきて指導しており、指導された若者の中には中岡慎太郎もいた、という歴史。
大野台地の上から、その田野の街並を撮影したのがこの写真。田野町の面積は6.56㎢で、四国で一番面積の小さい自治体。2km×3kmくらいな訳で、この大野台地も含まれるとなれば、やはり狭い。狭いですが、歴史と文化がギュッとつまっている、田野町。
さて。
その中芸地区には、3軒の酪農家さんがいらっしゃいます。田野町に2軒と、安田町に、1軒。安田町の栄峰は、田野の町から険しい山道を30分ほどごとごと車で入った、戦後の開拓集落。
そこには、高知県酪農業界の若手のホープ、エブチくんが、います。2014年の年末に牛舎を新築。それまでの牛舎では限界があった乳牛の増頭を果たし、未来に向けてのスタートを切ったエブチくん。
僕は、彼が中学生の頃からよく知ってますが、本当に良い青年。なにより、牛が好きであり、心根がキレイ。真面目に取り組む姿勢は、心から応援したくなる。
そのエブチくんの、未来に向けてのスタートと言えば、今日も一つ、未来に向けて、新しい一歩を踏み出すのであります。
今日はエブチくんの結婚披露宴。お昼から高知市内で。実は、昨年末には入籍を済ませ、既に、一緒に酪農経営を頑張っている夫婦になってますが、まだ、お披露目はしてませんでした。で、今日、満を持しての披露宴。嬉しいですね〜。
いや、本当に嬉しい。
お嫁さんは、遠く岩手県からやって来ました。親御さんは、娘さんと、こんなに遠く離れてしまうのは、とても寂しいかも知れません。が、若い二人の未来にエールを送ってくれています。
高知県の酪農業界。四国でも、他の県に比べて若手が元気な高知県。そして、その元気な若手を象徴しているのがエブチくんの新しい牛舎であり、岩手県からお嫁さんを迎えての、結婚。業界の皆に、元気を与えれくれました。
弊社に生乳を出荷してくれている酪農家さんでつくる組合の会合にも、いつも、ご夫婦で出席してくれます。そして、周囲は、寄ってたかって世話を焼こうとする。そんな高知の酪農業界の未来は、明るい。