月と金星とチャンドラマハルの王子様〔5122〕2017/04/24
2017年4月24日(月)晴れ!
昨日は最高のお天気の日曜日でした。最高のお天気でしたが、僕らは、結婚披露宴でお昼からお酒、飲んでました。土佐市で。
久々の、大人数による婚礼。高知でも、最近はあまり大人数の婚礼をすることもなくなってきたので、なんか、新鮮でした。流通業界関係者も多くきてまして、いわゆる高知の大宴会。途中から、自分の席がどこかわからんなるような大宴会を楽しませて頂きました。善き哉善き哉。
宴会が終わって外へ出ると、素晴らしい青空。心地良い風。
バスで高知市内へモンてきて、まだ、葉牡丹へと向かう組もいましたが、僕はおりこうさんなので帰宅、爆睡しました。せっかくのお天気やったんですけんどね。
お陰様で、疲れが全部吹き飛ぶくらいの睡眠を取ることができました。ありがとう。
写真は今朝、4時半の物部川。季節は春から初夏へ。4時半には、もう、こんな感じで東の空が明るんできてます。物部川の土手に立ってみると、幻想的な東の空。すごい。月齢27の細い細いお月様と、金星。金星は、手が届きそうなところで輝いてました。
月と言えば、今朝の高知新聞、野田正彰さんの連載「過ぎし日の映え」で、精神医学書をたっぷりと読む時間を得るため、石油タンカーに船医として乗り込んだ野田さんの話が描かれてました。
「アラビア海の月の夜は、そこが海上であるとは思えないほど鏡のように静かに拡がり、月柱が海と夜空が溶けあう遥か彼方まで延びていた。月光の柱は金色に煌めき、よく観るとそれは夜の光に酔って上ってきた魚たちの無数、無限の群れだった。甲板に佇んでいると、此の世にいるのか、彼の世にいるのか分からなくなり、そのまま月柱を歩いて行きたくなる。」
すごい風景が眼に浮かぶ文章。月は、この世のものではない不思議な「場」を、そこに醸し出してくれる。この朝の風景をみているだけでも、そんな気がしてきます。
昔、NHKの「みんなのうた」でやってた「月のワルツ」。チャンドラマハルの王子様が出てくる歌。チャンドラマハルは、インドのラージャスターン州、ジャイプールという町に実在する建物で、「月の宮殿」という意味だとか。インドとお月様。なんか、素敵だ。
インドで、8世紀から300年近く存在したプラティーハーラー朝という王朝がある。この王朝は、カーストで言えばクシャトリア階層の人々が建てた王朝。で。彼らは、祖先が太陽た月からやって来たといいます。そして、自分たちを月の一族と呼んでいた。
そのプラティーハーラー朝は、ラージャスターン地方から起こってきた王朝。それは8世紀のこと。
チャンドラマハルの王子様が住んでいたジャイプールの王宮は、18世紀の建物。1000年の歳月を経て、同じラージャスターンに於いて、月でつながる。
月と金星の美しい朝。
さあ。仕事だ!