冠の巾子と烏帽子と天皇と上皇〔5120〕2017/04/22
2017年4月22日(土)薄曇り
今日は高知。昨日の東京からの最終便で、モンて来ました。高知はヌクい。もう、暑いくらい。仙台の朝は涼しいを通り越して寒いくらいでしたが。
昨日の朝、龍雲院まで走った後、更に北へ。JR仙山線の北山駅まで走ってみました。地図で見ると近いですが、実際は急坂と丘。なかなかフウフウゼエゼエを楽しめる地形でした。現地に行ってみんと、実際のことはなかなか理解できん、ということだね。
で、北山駅から電車に乗って仙台駅へ戻る。
7時半過ぎの電車。これがもう、超満員。そうか。丁度、通勤通学の時間。かなり長い編成の電車ですが、超満員。山の斜面を走る単線の電車なんで、油断してました。身体を強引に押し込まんと乗れない電車、とういのは久々に経験しましたね〜。
上に書いたように、僕はRUNした後。急坂を駆け上がったりして、汗もね、少しね。そんな状態ののんびりおじさんが、殺気立つくらいの満員の通勤電車に乗る。そんなおじさんが存在するだけでも、腹が立つかも知れません。しかも臭いし。
でも、その電車に乗るしか方法がなかったので、ごめんなさい。北山駅から仙台駅までの3駅、僕の横に立っていた皆さん、ごめんなさい。
昨夜、高知空港からは空港バスで帰りました。会社に車や自転車を置いたままだったので、今朝は空港バスで出勤。高知空港までバスで行って、出勤しました。
空港の横を眺めていて、あれ?
こんなところに平安貴族の銅像、あったっけ?
へんてこりんな感覚がする中、よく見てみると、吉田茂先生の銅像の上に、鳩。着物を着ている吉田茂像なので、なんか、平安貴族みたいに見えてしまったのでありますね。
平安貴族と言いますか、教科書に載っていた、源頼朝といわれる人物の肖像画が、こんな頭してましたよね。
調べてみました。冠。頭に被る帽子の部分と、その後ろからぴょこんと屹立する部分。そこから背後にビヨーンと垂れる部分。
後ろに屹立する部分が、この写真の鳩だ。正式には「巾子」というにかあらん。「こじ」と読む。巾子の中は空洞になっちょって、もともとは髻(もとどり)を収納しておく場所であったとのこと。髻を入れて、横から簪で貫き固定する。
まあ、色々と変遷があって、今も宮中ではあんな格好、してますよね。時々、ニュースとかで見る。儀式なんかの時にね。頭の後ろに巾子を立ててね。
天皇の公式の衣装には、冠。
後醍醐天皇も、こんな感じ。ところが。上皇になると、烏帽子が着用できるようになるんですね。上皇で有名なのは後白河上皇ですが、彼はつんつるてんなので、後鳥羽上皇。後鳥羽上皇は上皇なので、こんな感じで烏帽子着用。
では、来年、天皇陛下が上皇になったら、烏帽子着用するんだろうか。
それはともかく、さあ、仕事仕事。