蓮池城の百日紅〔494〕2004/08/22
2004年8月22日(日)曇り時々晴れ
沖合の2つの台風が気になるところですが、今の所高知県地方は穏やかに暑いお天気になっちょります。今日は、ひまわり太郎Jr.1号2号を引き連れて土佐のお城探訪に出掛けて来ました。土佐の国には、現在天守閣が残っちゅうのは高知城だけですが、中世から戦国末期にかけてたくさんのお城が作られました。戦国時代には、七雄と呼ばれる7名の大名が覇権を争いよったがです。
ここは土佐市にある「蓮池城址」。戦国七雄の一人大平氏がここに居城を構え、強い勢力を持つっちょりました。
元々は1170年に平家の家人近藤家綱がここに築城したのが始まりだそうですが、中世に土佐を支配した守護「細川氏」の守護代として大平氏がここに入り非常に強い権勢を誇りました。その後中村の一条氏に臣従しますが本山氏に襲われて城を奪われ、大平氏は実権を失いました。その後も長宗我部元親の弟吉良親貞が支配したりしましたが、様々な紆余曲折を経て城は滅びて行きます。
今日、始めて登ってみましたが、結構公園として整備されちょります。見晴らしは本当に素晴らしく、かつての隆盛を彷彿させるものがあります。やっぱし昔のお城は実際に行って登ってみんといけませんね。
写真は、詰の段に登る急な石段の下。百日紅(さるすべり)」がピンク色のきれいな花を咲かせちょりました。百日紅は禊萩(みそはぎ)科サルスベリ属の中国原産の植物。百日余り、ピンク色の美しい花を咲かせ続けるので「百日紅」。サルスベリと読むのは、木の幹がつるつるしちょりまして、猿でも滑ってしまうことから来ちゅうがでしょう。