電車通り乗出の花滑りひゆ〔492〕2004/08/20
2004年8月20日(金)晴れ
やっと晴れましたね。今年の雨は本当に「しわい」です。大川村の、孤立していた子供達はヘリコプターで救助されましたが、まだまだたくさんの方々が避難生活を強いられちょります。大変ですね。早い復旧が望まれる所です。
さて、今朝のように晴れますと、早朝はとても気持ちの良い風が吹く季節になってきました。東九反田公園のラジオ体操もいよいよ明日が最終日。夏休みも終盤ですね。そんな中、今朝は電車通り、乗出(のりだし)周辺です。
植え込みに咲いたピンク色の花、「花滑りひゆ(はなすべりひゆ)」、別名「ポーラチュカ」ですね。滑りひゆ科ポーラチュカ属の、ブラジル原産の花。松葉牡丹にとても近い花でございます。
暑さにとても強く、強烈な日差しの中でも花を咲かせ続けるので、最近はこのような植え込みにも植えられるようになってきました。
ご覧のような、肉の分厚い葉っぱを茂らせちゅうので、その滑りそうな触感から「滑りひゆ」と呼ばれるのでしょう。
写真の、ずっと向こうの方に鉄塔の建った通称「電気ビル」があります。ここには土佐藩筆頭家老深尾家に関係する屋敷が藩政期には建っちょりました。そして鉄塔は無かったのですが、高い物見櫓があったそうです。毎年正月に開催された「御駆初め(おのりぞめ)」、つまり、武士が馬に乗って一騎駆けをし、日頃の鍛錬の成果を殿様に見てもらう催しの際、山内の殿様はこの櫓へやって来て家臣達が馬で駆ける姿を見て査定したのだそうです。