猫と神社〔4914〕2016/09/28
2016年9月28日(水)ふったりやんだり・・・
今日もへんてこりんなお天気は続く。照ったり、降ったり、やんだり。いいかげんにして欲しいですな。
それはともかく。
今日のお昼、潮江天満宮さんに寄ってお参りしてきました。 最近、潮江天満宮と言えば、猫。
こないだ拝殿の前でダラけきり、手水舎の前で顔を洗い、鳥居の下で座っていた、あの、態度の大きい、神社の主のような猫さん。今日もいましたいました。今日、最初に居たのは、拝殿前の参道の真ん中。参道に座り、眠たげな顔。
もちろん、しゅっと横を通ろうが、近づいて写真を撮ろうが、まったく動じない。
お参りを済ませていると、少し雨が。
すると猫さん、物憂げに歩き始め、拝殿脇の、お札とかの販売所のカウンターの上へ。この販売所の建物は、お正月とかお祭りの時とかにしか営業してないので、今日はガランドウ。そのカウンターに乗って雨を避け、ゆったりとくつろぐ、猫。堂々としたもんだ。いや、見事。
この姿を見て、思い出した。四万十市中村、一條神社の猫。
昨年の7月9日、中村の一條神社さんで出くわした、神様のような、猫。同じくお札販売所のカウンターの上。「願掛神木 ¥200」と書かれた箱に心地良さげに乗ってたたずむ猫は、この潮江天満宮の猫と、似てました。
神社と猫。神社の猫は、参拝客に大切にされるので、表情が穏やかで物事に動じない。そんな共通点があるのでありましょうか。
で、猫と神社。調べてみましたら、須崎市に、猫神社というのがありました。そんなのがあるんだ。須崎市観光協会のホームページにありました。なんでも、旧吾川村にあったお寺でいたずらをしていた大猫が、そこを追放され、須崎市の海岸、箕越にたどりついた、という伝説に由来。で、その箕越集落の海岸で、その猫をお祀りしたのが「猫神社」。小さな小さなお宮さんですが、地元の皆さんにとても大切にされている。
場所は、多ノ郷から大阪セメントの横を通り、野見の方へ行く途中右手に入った海岸線の道路沿い。なんか、行き止まりの風光明媚な小さい集落の手前。一度、行ってみんと、いけません。
場所としては、以前ご紹介した、日本海軍の第二十三嵐部隊(第二十三突撃隊)須崎基地跡がある場所の近くだ。太平洋戦争末期、人間魚雷「回天」や、爆薬を装備した特攻ボート「震洋」が高知の太平洋岸に配備されましたが、その、基地。今も、戦争の生々しい遺跡がたくさんある山から海沿いに下ると、のどかな漁村と猫神社。
平和の有り難さがよくわかる、平和な風景が、そこにある。
眠たそうな猫が居る風景は、なんとも言えない良い風景。心が和らいでいく。