台風の朝のキノコ〔4906〕2016/09/20
2016年9月20日(火)台風
写真は、今朝、午前4時の潮江天満宮参道。台風接近中ですが、まだまだ静かな雨の参道を撮影しました。今日の午前中がピークになりそうな気配。台風は、高知県の真ん前を通過する予定です。
この写真。
左手は、鏡川の土手。土手の石垣はいつ頃構築されたものなのか。この土手は、藩政期からのものなので、この石垣もそうだと思います。その古い石垣の前に、キノコ。
こないだ、天満宮本殿裏手、大山祇神社が鎮座まします小山のきのこをご紹介しました。その小山、今朝行ってみますと、こないだうちはまったく気配もなかった白い大きなキノコがたくさん生えておるではないか。あっという間に生え、雨に溶け出していくキノコ。
いや、正確にはキノコの子実体か。土中や倒木などに菌糸を張り巡らしておるのがキノコで、繁殖のための器官が、子実体。この、地上にニョキっと出ているのが子実体で、ここから胞子を飛ばして繁殖するんだね。
このキノコは食べれるんでしょうか。まったくわかりませんが、雨の参道、砂利の上にニョキっとキノコ。この砂利の下に菌糸が張り巡らされているのでありましょう。
ところで。リオデジャネイロのオリンピック・パラリンピックも、無事、終了しました。4年後は東京だ。
東京オリンピックで思い出すのは、なんと言うても「東京五輪音頭」。三波春夫先生の歌で初めて耳にしたときの衝撃。素晴らしい。世界の祭典をこのような歌にしてしまうなんて。
色も嬉しや ア〜 数え〜りゃあ いつ〜つ〜
ソレ トトントネ
と始まるのは何番の歌詞だったでしょうか。
あの「東京五輪音頭」、ほとんどの皆さんは三波春夫先生の持ち歌だと思ってますよね。違うんです。
東京オリンピックの前年、1963年にNHKが制定したのが「東京五輪音頭」で、作詞は宮田隆、作曲は、かの古賀政男さん。当初は三橋美智也が歌うことを想定し、発表も三橋美智也の歌で行われた。しかし、録音権が各レコード会社に開放された、ということもあって、たくさんの歌手が録音、発売したんであります。
そして、その中でも圧倒的に人気を博したのが、三波春夫先生の「東京五輪音頭」であった、という訳だ。さすが。
この歌の意義、歌詞の内容、どれを取っても、やはり、三波春夫先生でしょう。他には考えられない。
ところで三波春夫先生の歌で、かなりインパクトがあるのが「交通安全デロレン音頭」。「交通安全音頭」というシングル盤のB面ですが、でんでん虫が、富士のお山をゆっくりと越えていくのに例えて、急がず慌てずゆっくり行きましょう、と、交通安全を訴えた歌。
サビ部分はこんな感じやったと記憶します。
♩でんで〜んでろれ〜ん でんでろれん でんでろれん
でんで〜んむしで〜も でんで〜ろれん
ふ〜じ〜の おやま〜を〜 こ〜〜えてゆく〜
これの作詞、三波春夫先生なんですね。さすがだ。
この才能から、僕は、東京五輪音頭の作詞も三波春夫先生と思っておりました。
三波春夫先生は、2001年に亡くなりました。もう、15年にもなるのか。
三波春夫先生亡き今、来るべき2020年東京オリンピックの歌をいったい誰が歌うのでしょうか。新・東京五輪音頭を、ぜひ、作ってもらいたいし、楽曲の使用権をフリーにして色んな人に競作してもらいたい。
三波春夫大先生も、草葉の陰で、エントリーしたくてマイマイするかも知れません。