山の日の山〔4866〕2016/08/11
2016年8月11日(木)あづい・・・
今日はよさこい2日目。なんという気温だ。まあ、南国土佐のお祭りらしいっちゃあらしい。それにしても強烈な日差しが朝から大地を照りつける。
で、8月11日は、今年から国民の祝日になったんですね。「山の日」。なるほどなるほど。
1996年に「海の日」ができてから苦節20年。やっとできた、「山の日」。苦節かどうかは知りませんが。
しかし。「海の日」って、いつか覚えちょりますか?
7月の第3月曜日なんですね。毎年変わるので、妙に覚えてない。覚えてますか?
しかし「山の日」は違うぞ。なんせ、8月11日に固定ですきんね。8月11日と言えば、毎年よさこい2日目だ。高知県にとってはとんでもなく重要な日、8月11日。その日が毎年祝日でお休みになる、というのは、高知県人にとっては大きい。いや、大きいと思います。
高知県人は「山の日」が8月11日であることを、これからも決して忘れないでしょう。
「山の日」が制定された経緯については、公益社団法人日本山岳会さんのサイトに詳しく書かれている。山岳5団体(そんなのがあるんだ)が、国民の祝日としての「山の日」をつくろう、という取り組みをスタートさせたのが2010年とあります。「山の日」制定協議会なるものができたんでありますな。その活動の甲斐あって、異例なまでのスピードで、「山の日」ができた訳だ。
まあ、「海の日」があるなら「山の日」もね、てな感じでしょうか。
残るは、川の日くらいでしょうかね。
それはさておき。
せっかくの「山の日」なんで、今朝は山をたつくって来ました。いや〜、ホント、久々。暑いのなんの。でも、山は平地よりも涼しいんですね。苦し心地良い、山ランでした。
家を出て鏡川を遡上。ここが、暑い。地上が、暑い。で、筆山の車道を駆け上がる。ここはもう、日陰なので、涼しい。筆山から、一気に高見山頂へ。これは、途中から日向になるので、暑い。しかし頂上は眺望絶佳。
でもあれですね。高見山、随分と植物が大きく育ってきてしまいました。そろそろ山火事でもないと、高見山らしさが損なわれてしまうな〜、などと不謹慎な発言はそこそこに、ライオン岩に降って、土佐塾高校へ。そして急坂を一気に駆け上がると鷲尾山。
写真は、お日様ギラギラの朝の鷲尾山。
さすが「山の日」。朝から、数組の登山者さんに遭遇しました。この暑いのにご苦労様です。
まあ、南嶺は、登山道のほとんどが木陰になっちょって、結構涼しいんでありますね。平地を走るよりも100倍涼しいので、この季節に走りたい方にはお薦め。
山中は、蟬しぐれ。それも、ミンミンゼミ。クマゼミぢゃあないんだ。そして、今年初めてのツクツクボウシ。ミンミンゼミとツクツクボウシの森。なんか、そこはかとなく感じる一抹の寂しさ。夏がいってしまいそうで。
そう言えば、高知では、よさこいが終わると夏も終わりに向かう、てなことを言います。もう、そんな季節になったのか。
鷲尾山頂から駆け下り、吉野の谷にドブン。森の中の谷川。冷たい谷川の水に全身をつばける。ああ。至上の快楽。こんな気持ちのよいことが有るんだろうか。そんな感じ。これがあるので、暑い中走れるんだ。
神田に下り、最終目的地たるぽかぽか温泉まで炎天下走っていると、クマゼミの大合唱。そうか。地上ではまだクマゼミか。少し、安心しました。
久々の、良い山ラン。「山の日」の山ラン。