土曜日。今日も仕事だ!〔4763〕2016/04/30
2016年4月30日(土)晴れ!
良いお天気だ。土曜日。お仕事。
昨日も書いたように、大型連休2日目、という都会風の皆さんもいらっしゃいますでしょうが、僕は、お仕事。ちなみに弊社は、当然ではありますが一年365日(今年は366日)稼働しております。牛乳屋さんですきんね。
ところで、こないだ、ある学習会で、日曜日が休み、となったのはいつから、どんなきっかけで、という話題が出ました。
明治になり、キリスト教の安息日が導入されてからであろうことは、なんとなく想像がつく。が、実際は?
てな訳で、調べてみました。
落語の「薮入り」でもわかる様に、明治になるまでは、特に商家などでは基本的に休みはなかったにかありません。年中無休か。銭湯は月に一度休みですが、それは清掃とかメンテナンスの為で、従業員が休み、ということではない。とは言え、節句や盆暮れなど、特別な日があったのは間違いない様で、職業や場所によってまちまちであった様です。
で、明治維新。
明治になり、外国人が日本に住み、外国企業が商売を始めたりすると、休日が不揃いであると具合が悪い。外国企業が明治の新政府に働きかけて、一週間システムが導入され、日曜日システムも導入されたということにかありません。明治9年3月12日の太政官達27号で決まったと言います。
しかし、日本に最初に曜日が伝わったのは、弘法大師の時代と言います。唐への留学僧が持ち帰った密教の経典に、「宿曜経」というのがあって、曜日の概念が導入されたとか。まあ、基本的に、吉凶判断などで使われた訳で、日常生活に曜日が関係しちょった訳ではない。
元々の曜日の概念は、古代バビロニアに生まれたと言います。で、それが、エジプトなどを経由してユダヤ教やキリスト教にも受け継がれた。
不思議に感じるのは、西洋でも東洋でも、曜日については意外なほど同じ概念を、古来、利用してきたように見えること。面白いもんですな。
バビロニア発祥で、エジプトからインドに伝播した、惑星に対応した名前の七曜。それが経典となって中国に伝わり、それが翻訳される際に「日月火水木金土」となって、日本に伝わった、ということでしょうか。
で、明治になって再びキリスト教の曜日制が伝わって七曜が復活、正式なシステムとして導入された、ということなんでしょうかね。なるほど。複雑だ。
僕の学生時代の第二外国語は中国語。中国語では、日曜日が星期日。シンチーリー、と発音します。で、月曜日が星期一。それから順番に星期二、星期三、と続き、土曜日が星期六。
日本に曜日を伝える元となった中国では、「「日月火水木金土」は使われず、こんな表現になっちょりました。
写真は今朝の弊社。
明日から5月。ヤマモモの実が膨らんできました。
さあ。今日も仕事だ!