音楽家とヤギミルクと志〔4675〕2016/02/02
2016年2月2日(火)晴れ
そんな訳で、昨日の二次会は葉牡丹でした。結構遅い、暗くなる時間まで葉牡丹の2階で飲みたくっておりましたので、ひろめ市場にはたどり着かず。夜、7時くらいには家に帰って爆睡することになった冬の午後。12時から、ひたすらビールと日本酒を飲み続ける僕たちは、高知県が誇る一人当たり飲酒消費支出連続日本一に貢献しておりました。
さて。
昨日、ヤギ乳とヤギ牧場のことをご紹介しました。南国市の川添ヤギ牧場さん。
まだ若い青年の川添くんは、元々、作曲を志して渡欧、ヨーロッパで音楽の勉強をするうちに、日本には無いヤギのミルクに魅せられたと言います。
帰国し、高知へモンてからは、JAグループのとある組織に就職。偶然にも、畜産を担当することになり、畜産の知識を集積することになったのでありました。で、夢を実現すべく、3年程前からヤギを飼育しはじめ、数10頭規模にまで増頭してきた訳だ。
そして昨年末には退職、退路を絶って、ヤギ乳一本で暮らす決意を示したのでありました。
そして、この4月の、市販用ヤギ乳発売を目指しておるところ。殺菌充填、そして販売は、弊社がやることになります。もちろん、川添さんも、販売します。
昨日、初めて、商品デザインをやってくれるデザイナーで、古くからの友人Sくんを、ヤギ牧場へお連れしちょった訳ですが、牧場を見て、お話をするうちにどんどんとイメージが膨らんでくる。志を持ったヤギ青年と、ユニークなデザイナーさんの発想。面白い。
ここで紹介してしまうと面白くないので、どんな内容が話されたのかは、内緒。4月をご期待ください、としか、言えませんが、楽しいものになりそうな予感マンマン。
音楽家を志しちょった青年が、故郷で、日本では初めての、自給飼料100%のヤギミルクを生産する風景。音楽家。ヤギ小屋の横には鶏、犬。
それはともかく、もう、ミルクの容器は決まっちょります。
写真右手のビン。500mlのビン。可愛らしいでしょ?
大きさの比較のため、隣に、弊社の健康青汁「菜食健美」を並べてみました。会社の、小生の部屋の会議机の上での撮影。
このビンに入ったヤギミルクが、どのように商品として仕上がるかは、Sさんが楽しそうに考えてくれよります。
ヤギ乳は、牛乳に比べて極めて生産効率が低いので、牛乳よりは随分と高価なものにはなります。しかし、その、独特のコクと風味は、魅力的。自給飼料しか使ってないので、実に臭みの無い、おいしいヤギ乳が、ここにあります。牛乳アレルギーの方でも、その多くは、ヤギ乳なら大丈夫。もちろん牛乳もヤギ乳もダメ、という方もいらっしゃいますので、症状が重い場合は医師に相談していただく必要はありますが。
ともあれ。
夢を実現していこう、という志は、なんと素晴らしいことか。