高知市内銭湯探検Vol.3「土佐温泉」〔4616〕2015/12/05
2015年12月5日(土)快晴!
昨日は、お昼過ぎから酪農組合婦人部総会・懇親会があって、しゃぶしゃぶを食べながら飲みました。いや、すごかったです。あの食事の量。半端ではない。すごい。
男の宴会だと、飲むのが主体になるので、そんなには食べません。宴もたけなわになってくると、もう、飲むのが主体になって、時折つまむくらい。高知で懐石料理のような宴会をしたら、途中からはほとんど箸をつけられない、などということは日常茶飯事。なので、土佐では、食べる分量を自分で決めれる皿鉢や大皿料理が主流になっちゅうのでありますね。人類の知恵。
ところが、女性の宴会は、違う。しかも昨日のはお昼からの懇親会なので、車で来ちゅう方も多く、そんなに飲まない。食べる。
しゃぶしゃぶが始まるまでに、しっかり一人前の定食以上のものは出て来ちょったので、お腹いっぱい。その状態でしゃぶしゃぶが始まる訳だ。
小生のテーブルは、来賓の組合長と小生と弊社社員で男性ばかり。もう、その時点で男性全員は肩で息をしておりましたが、他のテーブルを見ると、皆さんきれいに食べきっちゅうではないか。
その後出てきたデザートがこれまた、皿全体を埋めるシフォンケーキと大きなアイスクリーム。男性陣は「もう、無理。」
生態の違いを思い知らされた懇親会でした。
で、しばらく休んじょいて、夜は別の会合と宴会。この季節はダブルヘッダーも当たり前だ。そんな風に、高知の一年は暮れ行くのでありました。
そんな訳で、今朝も自転車出勤して、仕事をして来ました。師走の土曜日。
で、夕刻高知市内へ戻り、自転車に乗り換えて、行ってみました。銭湯。
こないだ11月15日に桜馬場の「清水湯」を堪能して以来の、銭湯。
高知市内銭湯探検Vol.3「土佐温泉」。いや〜、今晩も気持ち良かった〜!
高知市内で営業する銭湯は、もう、6軒だけになってしもうちゅう、という話をこないだから書きよります。激しい勢いで減少してゆく銭湯。貴重な文化の記録として、今の内に残存する銭湯を全部探検しちょこう、という文化人類学的な試みです。と、言うのは言い過ぎですが、まあ、昭和の空気を楽しみに行ってみゆう訳ですね。
土佐温泉。百石町4丁目にあります。これはなかなか入り組んだ場所にあって、わかりにくい。
竹島公園の北側。とは言え、竹島公園のところから行こうとすると、一旦西へ向かい、北に折れて二本目の道を右折し、東て戻って来んといけません。
竹島公園の北側の道路を自転車で通ったのは何年振りだろうか。そこに昔、小さな教会があった。中学生の頃、部活の友人(現在O県立芸大の教授、K田くん)が、その教会に通い始め、部活の友人を次々に引き込んでおりました。小生も、一度、連れて行かれたのであります。自転車で、来ました。
その教派は、聖霊が降りてくるというやつで、降りてきた聖霊に憑依された信者さんたちが、皆、踊り始めるのであります。よう忘れません。一度行っただけで小生は、もう、よう行きませんでしたが、K田くんに連れて行かれた純真な中学生たちはしばらく通うたりしよりましたね〜
そのうちにK田くんも熱が冷め、一人抜け二人抜け、行くことは無くなった教会。ああ。懐かしい強烈な体験。
そんなことを思い出しながら、ここ、土佐温泉へ。
沓脱ぎから引き戸を開けて脱衣所へ。番台にはおんちゃん。高知市の統一料金400円を支払い、割合に綺麗な脱衣所で服を脱ぎます。
女湯の方から、子供たちとお母さんの賑やかな話し声。エイですね〜
浴室へ入ると、先客は2人。
おう。意外と、なかなか広い湯船だ。凸型の湯船に張られたお湯は、底から泡がボコボコ。凸の突き出した部分が電気風呂。その浴槽の他に、小さな水風呂と、緑色のお湯が入った風呂。
先客の二人は、湯船の横に陣取って、洗面器でお湯を掬いながら身体を洗っておりました。高知はこのスタイル、多いですな。壁面にはカランもありますが、湯船から洗面器で直接洗うケースが多い。その方が気持ちエイですね、確かに。
洗面器。
銭湯での定番は黄色いケロリンですが、土佐温泉の洗面器は、レモン色で「レモンシャンプー」と書かれた洗面器でした。
年配のおんちゃんが、若い方のおんちゃんに、仕事のことを根掘り葉掘り。若いおんちゃんの仕事は道路の警備員さんで、今晩は12時から仕事、とおっしゃっておりました。ずううっと、途切れること無く質問を発し続ける年配のおんちゃん。律儀に答えつづける若いおんちゃん。ああ。なんか、これも、エイ。
そうこうしゆううちに、後から二人の常連さん。流行っちょります。
電気風呂はやはりなかなか強烈でした。このところ寒うなってきたので、銭湯の湯船は身体が芯からあったまって極楽極楽。
外に出て冷たい風に当たると、なんか、ものすごい懐かしい感覚になりました。銭湯であったまった身体と、銭湯から帰る道中の冷たく心地よい風。
これを味わうために、銭湯へ通うのも悪くない、と思いました。