14回目のラララ〔4540〕2015/09/20
2015年9月20日(日)晴れ!
今日は「高知街ラ・ラ・ラ音楽祭」。もう、今回で14回目になるという。そんなになるのか。高知の街に音楽をあふれさせよう、と、今は亡き堀田昌一郎さんと一緒に始めてから。
この間、いろんなことがありましたが、なんとか高知の街に定着してきたラララ。
この季節にやる、ということで、台風直撃2回、大雨は何度も、という、お天気にはヤラれ続けてきたラララですが、何と、昨年に続いて今年も、つまり2年連続で真っ晴れ。これは奇跡だ。9月に入ってホッコリせんお天気が続きよりましたが、ここにきて、少し暑さが戻ってきた高知。
高知の音楽のお祭りですきんね。少し暑いくらいが高知らしゅうて、良いと思う。
昨日の午後、設営作業に勤しみまして、夜はひろめ市場で飲りました。実行委員有志7名で。その中で、1回目から関わっちゅうのは小生含め2人。
今や、実行委員会のメンバーも若返りが進み、我々おじさんおばさんは、その若者達を見守りながら、揉め事対処やお金集めをする。そんな役割分担。とは言え、当日は物資運搬係もやらんといけません。
昨夜のひろめ市場では、若いメンバーを前に、昔話。ああ。年寄りの冷や水。
今から13年前、つまり、このにっこりひまわりを始めるよりも昔の第1回目のラララ。高知国体の歓迎イベントとして、やりました。5会場で。
準備している時の一番の不安は、バンドが集まるだろうか、でした。高知に、そんなに何十も、こんなお祭りで演奏するようなバンドがあるのだろうか、と。
募集が始まりましたが、思った通り、なかなか応募バンドの数は増えない。う〜ん、どうしよう。
ところが、締め切り直前になって駆け込みの応募がドーン、とありまして、無事、予定数を突破。さて、審査だ。
当時の応募は、カセットテープが多く、あとはMDとか。
まだ少なかった実行委員会のメンバーで、繁華街の55番街にあった怪しい溜まり場バーの2階に集まり、応募のテープやMDを聴き始めました。
事前に、実行委員会主要メンバー、高知の湯川れい子と呼ばれることになるモモちゃんが、全ての応募作品を聴いて、一覧表にし、一言コメントを添えてくれちょりました。
ああ。今でも鮮烈に蘇る。このフレーズ、昨日も使うたような気がするが。それはともかく、あの時の興奮、高揚感は、忘れようがない。高知にも、こんなに面白いバンドがたくさんあったんだ。
当時は今ほどライブハウスの数もなく、発表の場も少なかったので、どれくらいのバンドが活動しているのか、よく判っちょりませんでした。
蓋を開けてみると、ホントに面白い。あの55番街のバーの2階で、成功を確信したのでありました。
そして当日。
5つの会場で48バンド。演奏が各会場で始まり、小生は自転車で回ってみました。こちらの会場から離れ、音が聞こえなくなる前に、向こうの会場の音がかぶさって聞こえ始める。次の会場へ行く時も同じだ。そこに流れる、なんとも言えない柔らかい空気。
これだ。これは、良い音楽祭だ。続けていかんといかん、と心に誓ったのが、13年前。
そして、今。
晴れると、やっぱし気分がよろしい。素敵な空気がたまりません。