高知市柴巻、田中良助旧邸と坂本龍馬〔451〕2004/07/10
2004年7月10日(土)曇り一時雨後晴れたり曇ったり
今日はややこしいお天気になりました。朝のうちは穏やかな曇り空でしたが、10時頃になって急に大雨が降り始め、すぐにやんで晴れ間が顔を覗かせる様になりました。そんな中、ひまわり太郎は、どうしても一度行ってみたいと思いよった所へ走ってみました。
高知市中心部の本社をスタートしまして、鏡川沿いを月の瀬橋まで遡り、そこからひたすら北上します。通称「円行寺街道(えんぎょうじかいどう)」を北上していきますと、道路は、高知市の北部に聳える北山を登り始めます。6月20日のにっこり[431]など、何度か走って紹介しちゅうルートでございます。
どんどんと登っておりますと、途中、左に曲がると「柴巻(しばまき)」という道路標示が現れます。そこを柴巻方面に曲がっていきますと、道はどんどんと急峻な上り坂になってまいります。頂上近くに、その、「柴巻」という地区がありました。今日のお目当ては、ここの、「田中良助旧邸」です。
田中家は、代々この辺りの豪農として栄え、幕末には、このすぐ北側にある坂本山の山番もしよりました。この「坂本山」、市内の坂本家が所有する山なんですね。
その坂本家の次男龍馬くんは、この山が大好きで、しょっちゅう泊まりがけでここへ来ておったそうです。泊まるのはもちろんこの田中さんち。ご主人の田中良助さんとは大親友になり(良助さんは龍馬よりも15才年上)、ここ田中邸でよく酒を酌み交わしたそうですね。実は、その家が今でも保存されちょりまして、龍馬の打った碁盤やら、龍馬が遊んだ池やらが残されちょります。今日行ってみましたら、保存工事中で中を見ることはできませんでした。しかし、ここから見た景色、本当に素晴らしいのであります。家から鬱蒼とした山道を少し登りますと、上が平になった大きな岩「八畳岩」があります。ここの景色も素晴らしいんであります。今日の写真はその八畳岩からの市内方面の写真。
高知城なんぞは本当に小さく見え、浦戸湾が見え、今日は少し霞んじょりますがその向こうに太平洋がドカーン、と広がるのが見えるのであります。この岩の上で良助さんと酒を飲むのが大好きだったそうです。
以前、朝倉城をご紹介したときも話しましたが、やっぱり、現地へ行ってみんといかんですね。ここから城下や太平洋を眺めるのが大好きだった龍馬の気持ちをちびっとでも共有できる感動を味わえます。素晴らしいですね。
今日は、ここから更に登って峠を越え、鏡村方面へ降りて、いつもの鏡村温泉「RIO」でつかってゆっくりしてバスに乗って帰ってきました。
満足満足。