ブルームーンとオレンジムーン〔4490〕2015/08/01
2015年8月1日(土)晴れ!
8月になりました。猛暑が続く日本列島。去年の8月の天候を思い出したら、この連日の暑さも素敵なものに思えてきます。夏は暑い。そんなもんだ。
今日も朝から夏の太陽ギラギラで、しゅっと30℃を超えそう。稲刈りの終わった会社の前の田んぼからは炊きたてご飯のような香りがしてきて、空腹中枢を刺戟する。窓の外から蝉の声。なんか、懐かしいような、夏らしい朝。
写真は、今朝、出社する際に家の前の鏡川土手の上から撮影したお月様。なんでも、1ヶ月に2回満月がある場合、それをブルームーンと呼ぶにかありません。太陰暦だと1回なので(当たり前だ)、太陽暦での呼び方。今年の7月は、2日と昨日の31日の2回、満月がありまして、その2回目の満月を「ブルームーン」と呼ぶそう。それを見ると幸せになるらしい。誰が決めたか知りませんが。
では、お月様がブルーなのかと言えば、それはまったく関係ない。どうやら、本物の月がブルーに見えることはごく稀なので、ごく稀に起こる、1ヶ月に2度の満月をブルームーンとどっかの誰かが呼ぶようになった、ということにかありません。
で、ブルームーン明けの、今朝の満月を撮影してみた訳だが、オレンジムーンになってしまいました。これは、カメラの設定の関係。実際の見た目は、もっと黄色い、月っぽい色をしちょります。
黒をバックにオレンジのお月様。なんか、バングラデシュの国旗みたいになってしまった。いや、バングラデシュのはお月様ではなくて太陽か。緑の豊かな大地に太陽が昇りゆくのが、バングラデシュの国旗。
では、お月様が国旗にあしらわれちゅうのは。
以前、考察しました。
イスラム教では三日月をシンボルとし、イスラム教の国の国旗には三日月があしらわれちゅうものが多い。トルコ、パキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンとか。砂漠の国で生まれたイスラム教。砂漠の国では、太陽の下、砂漠を彷徨うことは死を意味する。それよりも、月の砂漠をはるばると、旅のラクダは行きました。なのでありましょう。お月様が重要。で、三日月は、これから大きくなる、という発展のシンボルなんでありますね。
では、満月をあしろうた国旗は。
調べてみたら、ありました。パラオ。パラオ共和国の国旗は、ブルーの下地に黄色い満月。
パラオが自治政府を発足させたのが1981年。その際、国旗を決めるコンテストが開催され、その優勝作品が、現在の国旗となったそうです。
満月は、パラオ人の機が熟し、独立国となった、ということを意味するそうで、明るい青は当然太平洋。日差しの厳しい南太平洋の島では、収穫や自然の循環など、生産活動を司るお月様が尊崇の対象となってきたのでありましょう。お日様は厳しすぎる、という訳だ。
パラオは、日本の委任統治であった時代があり、そのパラオの国旗は日章旗をモチーフにしちゅう、日本を尊敬して、つくられた国旗だ、という説を、ちょっとらいとさいどの連中が嬉しそうに語っておるそうですが、これをデザインしたデザイナーは、全然関係ない、とインタビューに答えちょります。同じように、その真相を日本人から聞かれた大統領は、肯定も否定もせず苦笑しておったそう。頭良いですね〜、この大統領。
それはともかくお月様。
アポロ11号が月面着陸してから、もう46年が経過します。そんなになるのか。そんな昔に、よく、あんな所まで行ったもんだ。小学生であった小生。小学校の教室にあった小さい白黒テレビで、中継を見ました。あんな中継も、当時としては画期的。
この写真で、右下の黒い大きな丸が縦に二つ並んじゅう部分。下側の黒い部分が「静かの海」。アポロ11号は、あそこに着陸し、アームストロング船長とオルドリン宇宙飛行士が月面に降り立った。あれがもう46年前か。司令船に残ったのはコリンズ宇宙飛行士。
我々世代は、こんな名前も全部ソラで言えます。
大阪万博へは行きましたが、アメリカ館の月の石は、あまりの行列に恐れをなして観ませんでした。高知県人は、当時から、行列に並ぶのは苦手であったのです。