無いと思うな 運と災難〔4455〕2015/06/27
2015年6月27日(土)晴れたり曇ったり
今朝は、久々に五台山をたつくってきました。朝、7時過ぎから走り始めたのですが、もう、暑い。朝日が真正面から照りつけてきまして、暑い。五台山を駆け上がる車道は、概ね木陰になっちょりますが、それでも暑い10kmランでした。土曜なのでもうちょっと走っちょきたいところでしたが。根性なし。
雨上がり、朝の五台山は美しい。木々の緑が輝いて、それはそれは美しい五台山。
車道を駆け上がりよって、何度か、木からぶら下がってきちゅう虫にぶつかりそうになります。まあ、山では避けられないぶら下がり虫との遭遇。運が悪ければ虫が身体にくっついてしまう、そんな山ラン。
あの、ぶら下がるという戦略には、どんな意味があるのでありましょう。ネットで調べてみても、これだ、という答えが見つからない。
まあ、常識的に考えて、安全の為、なんでしょうかね。木の枝とか地面の上とかよりも空中の方が安全であるのか。そうとすれば、その理由は。
天敵が、木の枝や地面には居るが、空中には居ない、ということでしょうか。と、すると、蟻とか動物とかが天敵である虫、ということになります。で、空中にぶら下がる為には、糸を出す必要があります。
だいたいからして、糸をはく生き物、何故、糸をはくかについてはそれぞれ様々な理由がありそう。蜘蛛は、巣を張って食べ物を捕獲するのが目的でしょうか。カイコは、糸で繭をつくり、安全に子孫をつくっていくことが目的でしょうか。
また、蜘蛛とかを見ておりますと、移動に便利、というのもありそうだ。木からぶら下がる芋虫にしても、木の枝を伝って移動するより、ぶら下がった方が地面への移動は速そう。
まあ、安全の為にぶら下がるという戦略を採用しちゅう、というのは、感覚的に理解できます。人間でも、野外で昼寝をしょうとすれば、ハンモックで寝る方が、安心感がありますもんね。運が悪ければ上から虫がぶら下がってきて虫と一緒に寝ることになってしまいますが。
運が悪いと言えば、諺の、「いつまでも 有ると思うな 親と金」の続き、ご存知ですか?
57577の、77の部分。答えは「無いと思うな運と災難」なんですね。
なんでこんなことを書くのかと申しますれば、意外な場所でその諺を発見したので。今朝の五台山、竹林寺さんの山門の下。階段上り口脇の石柱。正面には「聖武天皇 勅願所 當山本尊国寶文殊菩薩」と刻まれちょりますが、そのこちら側の側面。
「何時迄も 有ると思ふな 親と金 無いと思ふな 運と災難」
何故、ここに、こんな諺が。謎だ。
災難は、忘れた頃にやってくる。しばらく無いので無いと思ってはならない。運が無い、運が無い、と思っておっても、頑張って真面目にやっていると、いつかは運も回ってくる。
そんな大切な話が、竹林寺さん山門下に刻まれちゅうとは、知りませんでした。今までにおびただしい回数、この前を通っちょりますのに。
身近なところに、まだまだたくさんの新しい発見。