上岡八幡宮、花のセンターライン〔4355〕2015/03/19
2015年3月19日(木)降ったりやんだり
昨日から降り始めた雨。春の雨。一昨日、気温が上昇してから、すごい霧が発生しちゅう四国地方です。一昨日は高速道路も通行止めになるほどの霧。昨日、高松で業界の会議があったのですが、高松空港が霧の為に飛行機が飛ばず、徳島へ飛んでJRでやって来た参加者もおりました。
今朝も、物部川には霧がたちこめ、幻想的な風景になっちょります。
ここはいつもの野市、上岡八幡宮さん。
昨日の朝発見したのですが、参道の真ん中に椿の花。どなたが置いたのか。
参道の真ん中は神様の通り道、とか、神様の正面に立つのは失礼に当たる、とか言われて、神社にお参りする際には参道の右か左を歩くことになります。それを促す意味でしょうか。センターラインに、椿の花。
向こうに石段と拝殿が見えますが、椿のセンターラインは、石段の真ん中、そして拝殿の階段までずうっと続いております。なんか、不思議な風景。
真ん中を通られんとなると、右側を歩いたら良いのか左なのか。これは、よく、質問される神社の参拝儀礼。
伊勢神宮では、外宮では左側通行、内宮では右側通行、となっちょりますよね。この理油は、手水舍がそちらにあるから、という話はよく聞きます。
元々、内宮では、五十鈴川でお清めをしてから参拝をしておりました。参拝する場合は、五十鈴川に架かる宇治橋を渡り右折、五十鈴川を右手に見ながら参道を進みますので、右側通行になったのでしょうか。五十鈴川の畔に、手水舍ができちょります。
外宮を見てみますと、参道左手の勾玉池の畔に手水舍。勾玉池で禊をしておったのでしょうか。
そんな理屈でいけば、ここ、野市の上岡八幡宮さん。左手に見えるのが手水舍。なので、左側通行が正しい、ということになりますな。
真ん中を通ったらいかん、ということで、横切るのも出来るだけ控える為には、手水舍のある方を通って参拝する訳だ。
では、よくお参りする神社の手水舍の位置の記憶を掘り起こしてみましょう。
潮江天満宮さん。ああ。あのお宮さんの手水舍は右側だ。大三島の大山祇神社さんも、右側に大きな手水舍があります。太宰府天満宮さんも右側でしたよね。
一宮の土佐神社は左側ですな。朝倉神社さんも、伊野の大国様も、赤岡の須留田八幡宮さんも左側。名古屋の熱田神宮さんも左側だ。東京の明治神宮さんも、左手にあったような気がします。
何となく、左側にある方が多いような気がしますがいかがでしょうか。皆さんの最寄りのお宮さんでは、どちらに手水舍がございますでしょう。
真ん中を神様の為に空けておく、ということで言えば、やはり、手水舍のある側を通るのが無難そうな気がします。
ここ、上岡八幡宮さんにお参りする際は、小生、昔から左側通行です。なんか、左側を歩きとうなる不思議。右側に手水舍がある潮江天満宮さんでも、つい、左側を通ってしまいます。潮江天満宮さんの場合は、途中、左手に龍神様が祀られちょったりもしますので、左側通行が便利なんでありますね。
それにしても、この、花のセンターライン。雨の参道に赤い花が美しく映え、不思議な雰囲気を醸し出しております。
花を置いたのは、神様かも知れません。