長岡台地、段丘崖、大将軍神社〔4313〕2015/02/05
2015年2月5日(木)良いお天気が眩しい
昨日は、飲みました。グッスリ飲みました。
一年で一番楽しみにしちゅう宴会かも知れません。高知県中央酪農組合連合会乳質表彰と新年会。
弊社に生乳を入れてくれゆう酪農家さんだけで構成する組合が、高知県中央酪農組合連合会。で、その組合では、年に一度、1年間を通じての乳質が特に優れちょった酪農家さんを表彰しよります。これは、弊社にとってもこじゃんと大切な表彰。弊社が生産しゆう牛乳、特に低温殺菌牛乳などは、乳質が命ながです。ので、どんどんと乳質を高めていってもらいたいのでありますね。
ホテル高砂さんで、正午からやりました。表彰式に引き続いて新年会。もう、2月にもなって新年会とはこれいかに、という感じですがそれはそれ。40名の楽しい宴会、盃が乱れ飛ぶ、高知らしい大宴会になったのは、言うまでもありません。
で、2時半過ぎにお開き。
もちろんそこで終わる訳もなく、ひろめ市場へ移動。ひろめでグッスリ飲りまして、5時半くらいに終了。
もちろんそこで終わる訳もなく、高知市民の心のふるさと、葉牡丹へ。
いや〜、飲みました。ビールと日本酒ばっかし。葉牡丹を出たのが9時半過ぎやったので、都合、9時間半飲みよったことになります。ビールと日本酒ばっかし。高知県人であることを一番実感できる日ですな。いや、まっこと。
そして今朝は良いお天気。山頭火のように自由律俳句を捻ってみました。
良いお天気が眩しい
ここは、南国市下野田。
長岡台地の段丘崖を撮影に行っちょりました。
そう。長岡台地は、土佐山田から南国市後免に至る洪積台地。洪積世に形成された砂礫台地、長岡台地。長い長い岡になっちゅうので長岡、という訳だ。
いわゆる隆起性扇状地、ということで、洪積世中期以降に形成されました。関東の武蔵野台地とかと同じ種類の洪積台地ですね。
武蔵野台地は、多摩川の扇状地として形成され、多摩川、北東部は荒川によって侵食されて、その端っこにはっきりした段丘崖を見ることができます。
長岡台地も、物部川の扇状地として形成され、海面に対して相対的に隆起、物部川と、北西側は国分川によって侵食されてできた、段丘崖がハッキリした台地。
土佐山田駅からまっすぐ南へ行くと、道路は段丘崖を下りますので、わかりますよね。高知農業高校の東側。5m以上の段差があり、その段差は北東へ。舟入川が段丘崖の下を流れ、あちこちでその崖の地層を見ることができます。地学好きのヒトにとっては、堪らない崖でしょうね〜。
写真の場所では、崖上に大将軍神社さん。崖下から上がっていくのが参道。崖の上から、物部川の沖積平野を見下ろすように鎮座まします大将軍神社さん。お宮さんやお寺さんで、段丘の端っこ、崖の上につくられちゅうケースは、良く見かけます。
典型例は、目黒不動尊でしょうか。武蔵野台地の一部を形成する目黒台の端っこ。砂礫層と粘土層の間から水が湧き出て、それが神聖なる滝となっちゅう目黒不動尊。
西洋では、キリスト教会などは町の真ん中に位置し、その前が広場になっちゅうような町のつくりになっちょります。日本では、山の上、山裾や、水際、そして段丘崖の上など、大自然と人間の接点とような場所に宗教施設が置かれます。これは、重要な文化人類学的な違いでありますね。
などと、二日酔いの朦朧とする頭でツラツラと考えて、ボーッとしております。
良いお天気が眩しい