チェロ〔4235〕2014/11/19
2014年11月19日(水)晴れ
早朝の汽車の中。朝5:00高知駅発の特急しまんと車内で、このにっこりを書きよります。写真は車内から撮影した後免駅構内。静かな静かな早朝の駅。
もう11月も後半に入る、ということで、明るうなるのも随分と遅うなってきました。まだ真っ暗。しまんと車内は、まだお客さんも少なく、夜行列車のような風情がよろしいと思います。
今朝は特急しまんとを坂出で降り、快速マリンライナーに乗り換えて岡山。で、新幹線に乗り換えて九州方面へと向かいます。九州地区で販売が始まった「みどり菜食健美」の営業でございますな。
昨夜は、高知県立美術館ホールで、チェロのリサイタルをやりよりました。演奏者はなんと高校3年生。小生の高校の後輩になりますが、いや〜、すごいもんです。
山根風仁(ふうと)君。10歳でチェロを始めたそうですき、弦楽器奏者としては遅い方かも知れません。が、かの、佐渡裕さんが率いる「スーパーキッズ・オーケストラ」で頭角を現し、今では主席チェロ奏者。数々のコンクールで優秀な成績を収め、将来を嘱望される音楽家になってきました。
で、これは地元でも応援せんといかん、ということで、有志がリサイタルを献立てた訳です。美術館ホール超満員。その満場のお客さんを唸らせた演奏は圧巻でした。
高知というところは、都会に比べてクラシックというジャンルを聴く機会が少ない。加えて、地元に弦楽器奏者が少なく、本格的な弦楽器の演奏は、めったに聴けません。そんな中、高知から、世界に羽ばたける可能性を秘めた若者が登場したことは、まことにもって喜ばしい。応援したくなるではありませんか。
昨夜は演奏会終了後、ご家族の方や関係者の方々と打ち上げの食事会に参加させて頂いちょりました。いや、高校3年生ですが、一流のオーケストラで揉まれてきただけあって、実に人間ができちょります。たいしたもんだ。これからの活躍を期待しましょう。
そんな訳で家にたどりついたのは今日になってからでしたが、4時過ぎに起床、5時の汽車に乗っちゅうのであります。ちくと眠いので、このにっこりを書いたら、寝ます。
それにしても、チェロは実に素敵な楽器。改めて実感しました。我々が子供の頃は、「セロ弾きのゴーシュ」があまりにも有名で、「セロ」と呼んだりしよった楽器。今はセロと呼ぶこともなくてチェロ。
同じプログラムで、今月11月の30日、姫路のパルナソスホール(姫路市立姫路高等学校音楽ホール)にて、リサイタルが行われます。
元々、それが、「池辺晋一郎賞受賞者による特別演奏会、として企画されちょりまして、それなら、せっかくやき同じのを高知でも、ということになって昨夜のリサイタルとなった訳ですね。良い思いつきでした。
しかし彼は高校生。今日は授業。昨夜は遅かったですが、頑張って起きて授業を受け、将来に向けて突き進んで欲しいですね。
いや、良いものを聴かせていただきました。