南嶺自動車道計画〔4218〕2014/11/02
2014年11月2日(日)薄曇り
昨夜の雨もあがり、時折お日様も見えるようなお天気。今朝は、春野の運動公園に用事があったので、走って行きました。南嶺縦走RUN。心地良うございました。
今朝のコースは筆山から。車道を登らず、楠瀬喜多さんとか永野修身とかの墓所の上り口から。この山道、津波の避難路になったので、石段が整備され、麓界隈には手すりも。しかし、お墓参りシーズンでもないので、あまり人が通ったような感じではない、お墓だらけの山道を、筆山の山頂まで駆け上がりました。
山頂の広場。小学生の頃までは、ずいぶんと行ったもんです。昔は花見のメッカでもありました。病気で全滅になり、また、新しく植樹された桜が、まだ小さいながら一生懸命立っておりました。山頂の周辺は木々が鬱蒼として、眺望はききません。ので、一番高いところに、かなり高い展望台がしつえられちゅう筆山。
いつも思うのですが、今、どこの山も樹々が鬱蒼としすぎて、眺望がきかんなっちょります。頂上の周辺だけでも、昔のような風景にする訳には参らんもんでしょうかね。
で、筆山山頂から、一気に高見山山頂。この山は定期的に焼けるので、頂上付近の眺望が一番良うございます。頂上で立ち止まらずに通過、尾根を通り、林を抜けて土佐塾高校のある山。昔、茶畑があったところを通り抜け、そして鷲尾山。ここが一番キツいところですが、今日は快調に駆け上がれました。ああ。心臓バクバク。苦し心地エイ〜。鷲尾山頂でも立ち止まらずに尾根を駆け下り、尾根の鞍部へ。
その辺りで撮影したのがこの写真。マイナスイオンの森。
そして烏帽子山に駆け上がり、春野へと駆け下りました。
南嶺。
今日も、結構ご高齢の方々が、楽しそうにトレッキング。高知の街から簡単に行けて、このような大自然を満喫できる南嶺。小生のように走る場合も、実に走りやすい山。南嶺があるのと無いのとでは、全然違いますな。
こないだ、筆山の自動車道の話題が新聞に載っちょりました。頂上近くまでの自動車道が、昭和30年代につくられた、という話題。その時の計画では、鷲尾山を経由し、長浜方面へとつなげる予定であったとも。なんだそれは〜!
もし、その計画が実行されちょったら、筆山から高見山、鷲尾山そして宇津野山へと道路が作られちょった訳だ。たぶん、尾根筋を道路にしたでしょうき、現在のハイキングコースは、自動車道に置き換わっちょったかも知れません。
高知市民が気軽に手軽に南嶺へ上がり、夜景などを楽しめるようになっちょったかも知れません。
その変わり、今のような、お手軽トレッキングコースにはなっちょらんかったでしょう。自動車道があるコースを、わざわざトレッキングでもないですきんね。どちらが好きですか?
小生は、間違いなく、今の状態が好きです。確かにこの森、杉の森で、原生林に比べたら風情には欠けますが、それでも森は森。一人で静かに大自然の中に抱かれる感覚を味わうことができます。理由はわかりませんが、工事計画が実行されいで、良かった良かった。
そんなことを思いながらの南嶺RUN。なので、いつもより、大自然を有り難く感じました。高知市民は、この貴重な自然が身近にあることに感謝せんといけません。