知らなかった五台山〔4050〕2014/05/18
2014年5月18日(日)あづい
今朝は、ちくと用事があったので、とうから起き出して田野まで行っちょりました。汗をかきかき、田野で作業を済ませ、高知へ。で、お昼からは五台山を走りに行ってきたのであります。最近多いですね〜、五台山。
竹林寺さんで、50年に一度という秘仏文殊菩薩像のご開帳をやりよりますので、まあ、なかなかの人気。春のご開帳はこの25日までということですきに、まだの方は急いで下さい。駐車場はいっぱいで、ちょっとだけ渋滞しちゅう五台山。
今日は、自分の知らない五台山を見つけに行っちょりました。そう。五台山は、竹林寺と牧野植物園だけではありません。今迄、護国神社や兼山神社、テレビ塔痕跡、ロープモノレール痕跡、北側の星神社と南側の星神社などなど、色んな五台山をたつくってきました。もちろんお馬路も、お馬岩も、お馬さん化粧の井戸も。しかし、かつて大島と呼ばれた島であった五台山は、かなり奥が深い。まだまだ知らないことがたくさんの五台山。今日は、今迄通ったことのないところへと入り込んでみたのであります。
まずはいつものように車道を駆け上がって展望台。少し駆け下って牧野植物園南園の入り口。牧野へ、年間パスを使うて入園し、いつものように、お馬さんが純信のもとへ通うたお馬路を東へ下ります。で、まっすぐ長江へ下らずに、山の斜面を東へ東へ。作業道が行き止まりになったところから、みかん運搬用のモノレールに沿うて、斜面を駆け上がります。そしてみかん畑のある尾根のてっぺん。そっから南斜面は、道がありませんでした。鬱蒼とした森の斜面をそろりそろりと下って行くと、古いお社が見えてきます。崖を迂回しながら薮を漕ぎ、そのお社の所まで下りて、参拝。
かなり荒れた感じですが、まったく廃れた訳ではないお宮さん。廃れた感満載の理由は、そこに上ってくる石段を下ってみてわかりました。途中、畑や砂防壁などがあって、普通の方は、そこまで上ってこれません。私有地やら石垣やらを越えて上って来んといかんお宮さんでした。
で、何とか山裾まで下りました。ちょっと東へ行くと、また、谷間を上がって行く道を発見したので、民家の間の狭い狭い道らしきスペースを通って上っていきよりましたら、ありました。この写真の便所。そう。トイレではありません。便所。もう、街中では、このスタイルの、建物の外側に取り付けられた便所を見る事もなくなりました。昔はかなり一般的で、「高知のぬかるみ探検隊」のベースキャンプであった亀寿さんの便所も、こんな構造やったことを、懐かしく思い出しました。ああ、昭和。
結局、その谷間の道も、途中から民有地で立ち入り禁止になっちょったので、麓へ引き返し、また、東へ。そこの斜面には、石灰の採掘現場跡があります。今は、石灰石の採掘もしやあせんのですが、その痕跡が残ります。五台山でも、石灰石を掘りよった訳です。もちろんその採掘痕跡のところは私有地で立ち入り禁止。五台山は、意外に、立ち入り禁止区域が多い山。そりゃあそうですね、こんなに町に近い山ですき。
色んな五台山を堪能し、東端を北へ廻って、北の山裾を走って帰ってきました。満足。
今迄知らんかった五台山を自分の足で確認してきた達成感。五台山。奥が深いです。こじゃんと。