三日月とお星様とお日様〔4027〕2014/04/25
2014年4月25日(金)快晴!
良いお天気。53年前の今日は、火曜日でした。まだ、戦後の空気が残り、人口がどんどんと増え続けていた時代。団塊の世代が中学校へ入学する時代。どこの中学校も、教室が足りんなってマンモス化していった時代。そんな時に、小生は、三翠園さんの北東、現在のNTT南局の場所にあった高知県立中央病院で生まれたのでありました。県立中央病院も、その後、桜井町の方に新しく建設されて移転した訳ですが、2005年に高知医療センターとして生まれ変わり、高知市池に移ったので、今は痕跡すら残りません。53年の歳月。
ここは、今朝、5時前の上岡八幡宮さん。参道脇から東の方向を撮影しました。空に浮かぶのはお月様。この写真ではわかりにくいですけんど、美しい三日月。その左下に明けの明星、金星が輝きます。明るみ始めた東の空に、お月様と金星。月と星。美しい。
こないだ読んだ本に、国旗に使われるモチーフのことが書いちょりました。各国の国旗には、その国の気候風土が大きく影響しちゅう、と。
イスラム国には、月をモチーフにしちゅう国旗が多いようです。トルコとかパキスタンとか。中東界隈がイスラム教の故郷やき、という話。つまり、中東には砂漠が多く、古来、灼熱の太陽よりも砂漠のお月様の方が愛された、という説。なるほど。月の砂漠をはるばると、ですきんね。砂漠には月が似合います。砂漠の隊商や旅人は、夏場、灼熱の昼間は休憩し、夜、移動をしたと思われます。やはり、空にはいつもお月様。
で、トルコとかパキスタンの国旗は、三日月とお星様の組み合わせ。今朝の東の空のように。イスラム教で、三日月が進歩と発展、星が光と知識を象徴しちゅう、という話もあります。ネット情報ですけんど。
どっちにしても美しいですきんね、三日月と星の組み合わせ。
キリスト教国には星をモチーフにした国が多い、という話もあります。アメリカとか。なるほど。まあ、それはそれとして、太陽。
太陽をモチーフとした国旗を持つ国。あんまし思い浮かびませんよね。もちろん日本はそうですが、他に、バングラデシュとかフィリピンとか。
その、こないだ読んだ本では、地球全体の気候を考えるとき、太陽よりもお月様の方に愛着を持ち、重要視する民族が多いのは当たり前である、と書かれちょりました。それで、お月様の国旗が多く、太陽は少ない、と。
日本は、古来、お日様が中心の宗教観を持ち続けてきた民族と言われます。もちろん、天照大神を祀る国家神道もそうですが、太陽信仰の根は深いと思われます。
日本の宗教観は、弥生時代から現代に通じるまで、自然崇拝が基本。大自然に対する恐れと敬い。どんな自然にも、神様が宿る、という感覚は、有史以前からの民族の感情かも知れません。
太陽神で思い出すのはエジプトでしょうか。砂漠の国のイメージが強いので、お月様を崇拝しそうですが、太陽。
日本と古代エジプト。共通するのはなんでしょうか。ひょっとしたら農耕かも知れません。
狩猟採集、遊牧の民に比べ、農耕の民は、お日様が圧倒的に大切になりますよね。古代エジプト文明は、定期的に繰り替えされるナイル川の氾濫によって形成される肥沃な大地の上での豊かな農耕によって支えられた訳で、水とお日様が何より大切。弥生時代の日本も、稲作中心の文化が広がり、水とお日様がすべてのものに優先する大切なもの。
そんな中で、太陽信仰が他の自然信仰より優位に立ち、国家神道の神様が天照大神になってきたのが日本、という考え方もできるでしょうか。
で、国旗の話。日本がお日様をモチーフにした国旗を採用したのは、そういった意味で、自然の流れであったでしょうか。農耕の民とお日様。
今朝のお話は、かなり牽強付会の色が濃いですね。それぞれの国旗には、それぞれの意味、思いが込められちょりますので、一概に言える話ではございません。当たり前ですけんど。
夜明け前の美しい三日月と明けの明星を見たので、いつものように妄想が暴走始めただけのことでございます。
ああ、53歳。これからも、妄想しつづけるかも知れませんが、末永く、何卒よろしくお願い申し上げます!