踏切と缶しるこの味〔3928〕2014/01/16
2014年1月16日(木)快晴!
ここは高知駅の東。今から土曜日までの、仕事と移動で時間的カツカツ出張が始まります。取り敢えずは8時半のバスに乗って松山へ向かいます。
しかしまあ、高知駅界隈。高知市内、色んな場所が工事によって風景変わりましたが、この界隈の変わりようと言いましたら、昔の姿を思い浮かべるのも難しい。だいたいからして栄田町。このしゅっと東に、焼き肉屋さん、天下味栄田店ができて、この辺りが栄田町という町名であることを知りました。あまり馴染みのない町名。
この辺りは、元々国鉄の土地で、その後JR四国の広い土地でございました。高架工事による再開発で、車庫や建物などに使いよった広大な土地が払い下げられ、新しい町ができました。線路と新本町の間にあるのが栄田町。この町名は昔もあったがでしょうか。あったとしても、ほとんどがJR施設で、気付かんかったがでしょうか。
高架工事の前、そのしゅっと向こう、横断歩道の見える辺りが踏切でした。大きな踏切。記憶によりますれば、踏切の北から西へ向かう小さな道路がありました。
小生、中学生か高校生の頃、秦泉寺の自宅から潮江の学校へは自転車で通いよりました。が、いっとき、歩いて通うがもマイブームになったことがあります。最初は最短ルートを歩いて行ったりしよったがですが、だんだんと遠回りになっていって、最終的には高知駅の東、つまり、そこの踏切を渡って南進するルートになってしもうたことがあります。
これはですね、駅の北側が、あまり馴染みのない小さな道が入り組んで不思議な空間であったのと、線路や汽車の横を通るががなんとなく嬉しかったきやと思われます。
新本町の、日赤かどっかの辺りから南へ路地を入り、ごちゃごちゃしたエリアをクネクネ進むと、ここに出ました。この辺に小さな自動販売機があり、寒い冬にはその自販機で缶しるこを買い、飲んで行ったりもしました。夏場はトマトジュース。
そこの踏切は、大津バイパスや南国バイパスができるまで、高知と徳島、香川を結ぶ幹線の踏切。国道32号線の踏切でした。ですきに、交通量は半端ではなかったです。国道になって車が増える以前も、そこはやはり高知の城下と外界を結ぶ幹線。土佐北街道も土佐東街道も、そこを通っておりました。そんな面影は、今はまったくありません。
この高架の下を通るたびに、あの頃、自販機で飲んだ缶しるこの味を思い出してしまいます。
メッソ知られちゃあしませんが、この南、つまり、高知駅から線路の南沿いをちょっと東へ行ったところに、国鉄物資部なるお店がありました。小さな売店。これは、国鉄の職員さんたちの共済施設のようなお店で、色んなものが安うに売られよりました。会社で働き始め、営業になった当時、そこへ配達に来ておったので、よく覚えております。今は電気屋さんでしょうか、ホームセンターでしょうか。