さわやかイレブン、阿波池田駅の祖谷そば〔3736〕2013/07/08
2013年7月8日(月)晴れ!
昨日は、夕方、スコールみたいながが降りましたねえ。ビックリしました。これで、本格的な夏に突入かも知れません。
今朝は、朝5時の汽車に乗って出張。本州へ向かいよります。5時の特急は乗客も少なく、明るんできたばかりの高知駅を出発。朝靄がたちこめる穴内川、吉野川沿いの線路を走る汽車。なかなか美しい風景が楽しめます。
その渓谷を過ぎると、吉野川を挟む南北の山々はすこしづつ離れていき、平地が広がり始めます。その、平地の起点、扇の要が阿波池田。ここは、朝、6時過ぎの阿波池田駅。
この駅の風情は、昔とメッソ変わりません。山間の街の駅ですが、土讃線と徳島線の結節点でもあり、なかなか広い駅でございます。昔、このホームにはおそば屋さんがありました。祖谷そば。独特の、つなぎがまったくない、そばがきをそのままぶつ切りにしたみたいなおそばでしたよね。全然つるつるしてない。
特急がなかった時代。急行あしずりの、短い停車時間を利用して、急いでおそばを買い、社内に持ち込んで食べたがが昨日のようです。
この阿波池田、小生にとっては、かなり馴染みの深い駅。ここで各駅停車に乗り換え、高松方面へ2つ目にあるのが箸蔵駅。その東側に、昼間という集落が、今でもあります。徳島県三好郡三好町昼間。三好町役場がありました。市町村合併で、今はどうなったがでしょうか。
その昼間に、親戚の家がありました。ちょっとだけ年上の従兄弟も居り、そんな関係で夏休みや春休みになると、その親戚んちに、長期間泊まり込むがが、どういう訳か、習慣になっちょったがです。
で、休みになると、高知から急行あしずりに乗るか、各駅停車でゆっくり来るか、南四国急行バスというがを使うか、どれかの方法でやって来ました。懐かしい阿波池田駅。
昭和49年、池田高校が「さわやかイレブン」と呼ばれ、春の甲子園で準優勝したがを覚えちょりますよね。まだ、全国的強豪校になる前。わずか11名の部員で、あの大会でもっとも部員が多かった報徳学園に決勝で敗れて準優勝。
昭和49年というと、ひまわり太郎が中学校に入学した年。その春。小学校を卒業して、中学校へ入学するまで。その時も、昼間の親戚んちに、泊まりに来ちょりました。そこで、池田高校の甲子園での快進撃に遭遇。
いやいや、その盛り上がりは、すごかったことを今でも覚えちょります。しかし、今、調べてみますと、決勝は4月6日。中学校の入学準備があるので、そこまでは居れんかったことを思い出しました。あの、すごい盛り上がりを見せる阿波池田界隈を後にして、後ろ髪を引かれながら高知へモンた春の日。
あれから40年が経とうとしゆうがか。
阿波池田駅のホームは、当時とそんなに変わらん風情で、朝日に輝いておりました。ああ、また、あの、ぶつ切り祖谷そばを食べてみたい。