小村神社と朝倉神社の共通点〔3663〕2013/04/26
2013年4月26日(金)快晴!
今日も良いお天気。まっ青な空。心地良い風。爽やか極まりないですな。
今朝、日高村の方へ行っちょりましたので、今日のにっこりは小村神社さん。皆さんご存知の土佐二ノ宮。土佐神社が土佐一ノ宮で、ここ小村神社が二ノ宮ですき、とにかく由緒はありまくります。
すごいのは、ここの蔵に大切に所蔵されちゅう太刀。
「金銅荘環頭太刀」は、高知県に3つしかない国宝のうちの一つ。飛鳥時代のものともされますが、とにかく古い。古いのに、その保存状態は抜群で、ものすごい美しさ。岡豊の歴民にレプリカが飾っちゃあるので、ぜひ、見てみてください。
この境内にある説明板を読んでみましょう。それによりますれば、創建は用命天皇2年。つまり587年。6世紀終わり頃。と、すれば、7世紀初頭の飛鳥時代の太刀があるのも、なんとなく納得。いや、その頃の創建というのは、この太刀の存在によって、かなりの説得力を持ちます。
この界隈を支配しちょった日下氏、高岡氏が、先祖の国常立命を祀ったのに始まるとされます。日下は日の下。日本書紀にも「くさか」は出てきまして、日下と書いてくさかと読むのは、古代からのこと。日本という言葉の語源にもつながる可能性もある日下。かなり強い中央との関係が妄想できますな。
どちらにしましてもこの界隈、古代には、土佐でもかなり重要な土地であったことは間違いない。でないと二ノ宮にはなりませんきんね。
で、写真。
小村神社参道脇、手水の、その使い方の説明板。ここは、赤い水玉模様のワンピースの女の子。神社の、この手水説明板には、よく登場します。そして今、調べよって気付きました。この説明板、こっから東へ車で20分。朝倉神社さんの手水の説明板とまったく同じ。なるほど〜。
朝倉神社さんのご祭神は、言わずと知れた天津羽羽神さん。斉明天皇も。創建は斉明天皇6年(660年)ですけんど、もっと古くから、あの山は信仰の山やったでしょうね。
そんな、由緒がはかり知れない2つの神社。手水の説明板が同じ。何か理由はあるのでしょうか。たぶんないでしょう。
ちなみに、2011年10月20日のにっこりひまわりでは、東京、蒲田の蒲田八幡宮さんの、手水の説明板もご紹介しちょります。あれは、真っ赤なワンピースの女の子。さすが東京。ちょっと都会的な雰囲気もありますな。
いや、この手の手水の説明板、例えば巫女さんの格好をしちゅう場合や、男の子のケースもありますが、古い説明板には、かなりの頻度でワンピースの女の子が描かれちゅうがをご存知でしょうか。まあ、別に、それがどうした、という程度の話です。が、以前から、何故そうなのかは、気になっちゅうのでありました。
国宝、金銅荘環頭太刀のある、荘厳な小村神社で、朝っぱらから何を考えゆうやら。