冬の大三角形と天の川〔3452〕2012/09/27
2012年9月27日(木)快晴!
今日も秋晴れ。
いつもの野市、上岡八幡宮さんは、拝殿の前とかには、ずうっと灯りが点いちょりますが、参道の方は、夜は真っ暗。午前4時半、その、真っ暗な参道から空を見上げると、見事な星空。その見事な星空を撮影してみたいと思うて、こないだから挑戦しますが、小生のカメラではこれが精一杯。いや、腕の問題もあるでしょう。
実際の空は、もっと美しく賑やかな星空。思わず見とれてしまい、真っ暗な参道でしばしたたずんでしまうので、早朝通りがかる人が居ったら小生に気付いてビックリすることでしょう。
実は、この冬の大三角形の間を、天の川が流れちょります。オレンジのベテルギウス、ギラギラ輝くシリウス、美しいプロキオンの間。そこを、上下に流れる天の川。さすがに、肉眼では見えづらいですが、ずうっと見よりますと、なんとなく見えて来るような気がしますです。最近、天の川を見たことありますか?
天の川は、我々が暮らす銀河系を、内側から見たものですよね。ですきに、あっしの方向に円盤があるがか、と、なんとなく想像できます。もちろん都会で天の川を見るのは不可能でしょう。かなりの山中とかで、灯りのない場所でないと無理。しかし考えてみれば、ほんのこないだ、百年数十年前まで、夜、灯りを点けるなどということはほとんどなかった訳です。街中ですと、提灯とかで明るい場所もあったでしょうが、田舎では、食事など際のどうしても必要な部分にだっけ、灯したことでしょう。
そのため、夜明けとともに起き、日没後は、寝る。もしくは、部屋の中に灯りを灯して草鞋を編んだり内職をする。
外に出ると、満点の星。お月様が明るいと、見える星も減ったでしょうが、お月様が沈んでしまうと、もう、すごい星。これは、地球上、どこでもそうやったと思われます。毎晩、空を見上げると、当たり前の様に天の川。不思議な川ですき、様々な伝説や神話が生まれたがは当然でしょう。
もし、昔から空が現代みたいな感じやったら、天の川というのは、よほどの環境の場所に住むヒトか、天体観測者だけのものになっちょったかも知れません。
いっつも暮らす場所で天の川を見てみたい。
そう思いながら、神社の参道から星空に目を凝らし、なんとなくMilky Wayがあるような、見えたような、そんな気分になる秋の朝。