静かな静かな三坂峠〔3451〕2012/09/26
2012年9月26日(水)秋晴れ
このところ秋晴れの良いお天気が続きます。早朝は20℃を切るようになりました。もう、寝る時には蒲団をかぶって寝んと冷やいです。
ここは今朝の三坂峠。高知から国道33号線を松山向いて走ると、こないだまで、通りよった峠。松山市内から30分。しゅっと。ですが、ここが分水嶺。こっから南は、谷の水も小川の水も、最終的には太平洋へ流れていきます。北は、もちろん瀬戸内海へ。
国道33号線の、最も標高が高い場所がここになります。が、こないだのにっこりでもご紹介したように、この3月17日、三坂道路というがが開通して、この峠の下をトンネルが抜け、ビュン、と行けるようになったのであります。
この峠は、「旧道」になりました。
ここの標高はご覧のとおり720m。なかなかの高さ。この峠を松山側に下ると、すぐに、松山の平野が睥睨できます。この標高ですき、見事な眺望。鷲尾山の倍以上ですきんね。そこを、3月まではかなりの交通量の車が行き交いよりましたが、今は実に静か。めったに車も通りません。全然通らんかというとそうでもなく、たまに、峠界隈に住む方とかの車が通り過ぎていきます。ホントにタマに。
以前は、こうやって峠の道路でゆっくり写真を撮る、なんぞというのんびりしたことはできませんでした。まあ、松山道と高知道が開通してから交通量も減ったとは言え、今でも久万や落出方面と松山を結ぶ幹線であることは間違いなく、車はどんどんと通りよりました。しかし今は「旧道」。こうやって、風景はどんどんと変わっていくのでありました。
ところで分水嶺。
四国の背骨、南北を分ける分水嶺は、かなり瀬戸内寄りにあります。国道33号線でいうとここ三坂。高知道では笹ヶ峰。ただし、笹ヶ峰から南へ流れる水は、吉野川に流れ込んで徳島へ流れていきます。四国の、南北を分ける山脈は、かなり瀬戸内海寄りを貫いちゅう訳です。
ところが、徳島と高知の分水嶺はと申しますと根曳峠。そう。高知の、南国から上ったしゅっとの峠。あの峠の北は、穴内川になり、吉野川に流れ込んで徳島へ向かいよります。大歩危小歩危の渓谷を流れる川は、高知と愛媛の県境の山脈から流れる水と、根曳峠のある峰々から流れてきた水を合わせちゅう訳です。
う〜ん、今日はなかなか内容のないダラダラ文章になってしもうたですな。こんな日もあります。ご容赦ください!とにかく三坂峠は静かでしたですきに。