住吉野の二期作とスペシャルサマータイム案〔3390〕2012/07/27
2012年7月27日(金)晴れ!
今日は高知。昨日の午前中、大阪から車でモンて来ました。大阪の市内を出発して南国市の本社に到着するまで3時間半。近うなりましたです。
ひまわり太郎が仕事をし始めた頃は、高松まで3時間以上かかって行きよりました。本州へはそっから船。遠い遠い本州でした。更に遡って、まだ小学校低学年の頃は、田野へお墓参りに行くのに3時間半以上かかりよりました。道路は未舗装が多く、狭く、でこぼこで、こじゃんと車酔いしよった記憶があります。
さて、ここは今朝の南国市住吉野。出勤途中の風景。向こうの山は船岡山で、かつては標高54.1mあった山。麓に古墳群があり、住吉神社が鎮座まします山、船岡山。こうやって見ると山みたいに見えますが、現在では、内部が珪石の採掘で刳り貫かれ、外周の樹々を残すのみとなった船岡山。樹々の間に見える屋根は、刳り貫かれた跡が整地され直され、そこに鎮座する住吉神社本殿にかけられた大屋根。あの大きい屋根の下に、古くに建てられた住吉神社本殿がございます。
「この地が茅野であった頃、大そね村重丞の家来が草刈りに出たところ、久しく社がすたれ埋神となっているとの住吉大明神のお告げがあり、現在地に宮を建立したという。」と、「高知県の地名」という本に書かれちょりました。藩政期には城下以東の大相撲の本場として有名やったそうで、祭礼での相撲興行は、それはそれは賑やかやったとされる、そんな船岡山の住吉神社。
今は、その山の南には美田が広がります。その美田の間を自転車で出勤しよりまして、この風景を発見したので撮影しました。そう。田植えと稲刈り。右側が稲刈り直後の田んぼで、左側が田植え直後の田んぼ。
南国市や高知市の田んぼでは、もう、稲刈りが済んだ田んぼがたくさん見れるようになってきました。そして、稲刈りした後の田んぼに水を張り、田植えも始まっちょります。二期作。土佐ではお米が年に二度穫れます。
以前、介良でも同じような風景を撮影してご紹介したことがありますね。あの田んぼ、二番手の稲は餅米ということでした。今朝の、この田植えが済んだばっかしの稲も餅米やそうです。早朝から、この横の田んぼで作業しゆうおんちゃんが教えてくれました。ここ数年、二期作にして、二番手に餅米を育てゆうそうです。土佐では、また、二期作が復活しつつあるようです。
「けんど、田植えと稲刈りを一緒にせんといかんき、大変ぜよ!」とおっしゃっておられました。そうでしょう。田植えと稲刈りは、稲作の中でも二大イベント。それをいっぺんにやる訳ですき、おおごと。ご苦労様です。
この季節、夜明け前の時間帯が一番涼しく過ごしやすうございます。ですきに、あちこちで、オクラの収穫をしたり田んぼの草取りをしたり稲刈りの準備をしたり田植えの準備をしたり。お百姓さんの働く姿が夜明け前から見受けられます。
いつもの野市、上岡では、今朝は、こないだ収穫がおわった麦畑に水が張られ、お米の苗がその横に並べられて田植えの準備。今日が田植えでしょう。二毛作。
サマータイムとかなんとか、色んな取り組みが世界中でありますよね。こうやって涼しい時間帯に出勤しよって思うがですが、例えば今のような真夏、この、一番過ごしやすい時間帯に仕事をするような、そんな仕組みにしたらエイにと妄想します。社会全体をそのような時間でまわるようにしたら、何の不都合もないような気がします。
仕事の始まりが朝の4時くらいにする訳ですね。それで、お昼過ぎの一番暑い時間帯には仕事は終わり。
そうやったら省エネやし仕事ははかどるし、心地エイし昼からは川で泳げるし、言う事ない、などと、早朝、心地よい風の中を出勤しながら妄想するのでありました。夕方にはお酒飲んで寝てしまう訳です。高知のヒトは明るいうちからお酒を飲んでくつろぐがに抵抗ないですきんね。