命山計画、専門家Sさんによる本格的試算2〔3342〕2012/06/09
2012年6月9日(土)曇っちょります
昨日、四国も近畿も東海も、一気に梅雨入りしたそうですね。大阪は、お昼頃まで晴れちょりまして、それで梅雨入りといいますき、ビックリしました。昨日高知へモンてみると、たしかに高知は雨。梅雨のような雨でした。
が、今朝ははお日様が顔をのぞかすようなお天気。明日もまあまあのお天気のようで、梅雨入りという判断の難しさがよくわかるのであります。担当者の方、ごくろうさまです。
さて、ここは物部川。国道55号線の橋の西詰のちょっと南の土手の上。対岸、野市の上岡山を眺めてみます。川の中には鮎釣り名人。週末は、やっぱし、鮎釣り客で賑わう物部川。この写真に写っちゅうのは2名ですけんど、ここの釣り場だけで10名くらいはやりよりました。お天気もまずまず、釣果もまずまず、ということで、鮎釣り好きにとっては堪えられん週末。
さて、こないだ、ひまわり太郎がずうっと話してきゆう命山計画について、某専門家さんによる必要土砂量についての本格試算をご紹介しました。で、あの時、20m規模の四角錐と円錐両方の試算もやって下さったら嬉しいな、というワガママ放題のお願いを書いちょったところ、やってくれました。このにっこりをいっつも読んでくれよりますIさん経由でお願いした専門家Sさん。その結果をご紹介しましょう。
ちなみに、この向こうの上岡山の標高は33.9m。空港滑走路のところに存在した命山は28.2m。南国市の津波高最悪想定は16mですき、てっぺんに広さを確保できたら、南国市の場合20mで命山が成り立つと考えられるのであります。
さあ、専門家Sさんの見解。
まず、てっぺんに10m×10mの広場をつくった四角錐の場合。必要な土砂は7万立方メートルやそうです。これは、かなり現実的。普通の規模のトンネル2本分くらいでしょうか。その命山をつくるのに必要な面積は90m四方。1ヘクタールよりちょっと小そうてかまいません。これも実現可能なイメージ。
ちなみに、幅5m、勾配15%の工事施工用道路も考慮し、法面の勾配は約30度で、10m附近に幅3mの小段をつくるという条件。う〜ん、これは専門的。すごい。
次に、てっぺんに直径10mの円形広場をつくった円錐形の場合。必要な土砂は6万立法メートル。なるほどなるほど。で、必要面積は直径90mの円。
これもやっぱし幅5m、勾配15%の工事施工用道路を考慮しちょります。法面勾配は約30度。
ちなみに、てっぺん広場がない場合はの必要土砂はぐっと減って約3万立方メートル。これは現実的。必要面積は直径80mの円。
Iさんと専門家Sさんのお陰で、命山のイメージがぐ〜んと理系的で具体的かつ鮮明になってきました。ありがとうございます。
この素晴らしい基本情報を武器に、命山計画を動かしていきたいと思います。その規模や形状は、それぞれの地形や過去の被害、予想高などによってかわってくるでしょうき、個別に検討していったらエイ訳ですね。すごい!