宮島、大河ドラマ恐るべし〔3270〕2012/03/29
2012年3月29日(木)広島は晴れじゃけえのう
と、言う訳で、今朝は広島。昨日やって来ました。夜、ミスター広島とも言えるような人物と、おいしいおいしい食事を頂きました。広島ではこじゃんと著名な財界人で、ホントに素晴らしい方。カープのことなどについて、熱く熱く語って頂きました。いやいや、人間として素晴らしい方。強力な広島弁にて熱く語られる姿に感銘を受けずにはいられません。今期、広島カープは最低2位やそうです。
で、今朝は、仕事の待ち合わせまでちくと時間があったので、生まれて初めて宮島へ行ってみたのでありました。生まれて初めて。昨夜の話で、NHK大河ドラマによって観光客さんが増えゆう、ということやったので、どんな感じか見に行った訳です。
行きは、広電に乗って宮島口へ。そっから、10分に1便出ゆうフェリーに乗って渡りました。朝早い時間はそうでもなかったですが、帰りのフェリーに乗った頃合いにはすごいお客さんになっちょりましたです。やはり大河ドラマ恐るべし。一昨年の龍馬伝の高知もすごかったですが、宮島もすごい観光客さんで賑わいよりました。
だいたいからして清盛が宮島の厳島神社を荘厳に建てたりするがはドラマ後半。秋口くらいでしょうか。まだ、ひとかけらも登場してない宮島にこんな観光客さんとは、恐れ入りました。
しかし、確かに世界遺産に登録されただけあって美しい宮島。その育んで来た歴史も深く、ゆっくりじっくり来てみたい所です。今日は駆け足やったので、厳島神社を参拝しただけやったですが、この神様の島は、独特の雰囲気に溢れちょります。
この宮島という島は、小さい島ですが標高500m級の切り立った山がそびえ立ち、太古の昔から信仰の島でした。高知の朝倉神社とかがそうであるように、厳島神社とかになって祀られるはるか昔から、近在の島々に住む人々から崇め奉られてきた神の島。そこに、推古元年(593年)、佐伯鞍職さんという有力者がこの場所に厳島神社を創建、背後の切り立った山は、その後弘法大師さんによって開山されたと案内板に書いちょりました。
そして、この宮島を、誰よりも有名にしたがが平清盛さん。神主の佐伯氏は、清盛の厚い庇護のもと、現在にその姿が残るような水上社殿などを造営したのでありました。
元々は、宮島、神職や僧侶でも、祭祀の際にしか渡ってはならんかったそうです。それがいつしか宮島信仰が広がり、最初は神職僧侶、次に役人、そして庶民と、なし崩し的に住み始めて、どんどんと栄えていったそうです。
今では土産物屋さんや旅館などがぎっしりと並ぶ観光地。美しさと荘厳さ、そして圧倒的な歴史に満ちちょりますので、外国人観光客さんも多うございます。入島が禁じられちょった面影はまったくありませんが。それにしてもNHK大河ドラマ恐るべし。