雪の飛騨高山、朝の風景〔3221〕2012/02/09
2012年2月9日(木)雪
ここは飛騨高山。昨日、汽車に乗ってやって来ました。
朝一番の南風で岡山へ、そして新幹線で名古屋へ。レンタカーを借りて用事を済ませた後、ワイドビュー飛騨という特急列車に揺られ揺られて2時間半。丁度、高知岡山間くらいありますね。
途中、下呂くらいまではそんなに雪も無いがですが、そっから突然圧倒的な雪が増え、高山に到着する頃には見事な雪景色。雪の飛騨高山。エイです、こじゃんと。飛騨酪農組合様の工場に行き、夜は、高山の街で色々と名物を食べてきました。美味しかったです、こじゃんと。
前回高山へ来たがは一昨年、2010年6月27日。このにっこりでもご紹介しちょります。今回は初めての冬、ということで、全然違う風情の飛騨高山を過ごす事ができました。しかし結構冷やいです。夜中、飲み終えた後、誰も歩いていない深夜の古い町並を歩きました。雪がしんしんと降りつづき、見事に保存され、整えられた町並が黄色い裸電球に照らされて夢のような世界でした。
その同じ場所を、今朝、たつくりに行っちょりました。雪が積もっちょりますので、慎重に走らんとすってんころりんになってしまいます。
早朝ですが、もう、家の前の雪かきをするヒトが結構居りました。この辺が、雪国のすごいところ。高知の皆さんが、ぬくぬくの蒲団から出るがに勇気を振り絞りゆう頃、雪国の皆さんは、もう、一生懸命家の前の雪かきをされゆう訳です。
こうやって、たまに行って景色が美しい、と言うがは簡単ですけんど、実際に住むには、色々とご苦労が要ります。
高山の市街地には、このように、景観を保存した町並がどっしこ。無粋な看板や建物は見当たりません。この通りに一台あった煙草の自販機も、この、焦げ茶色した木の枠で覆われ、景観にとけ込ましちょります。
この左手の建物の看板をご覧下さい。「産科婦人科」と書かれちょります、そう。産婦人科の病院。病院であっても、この通りでは、このような姿にせんといかん訳です。この、統一感のある、見事な景観を目指して観光客さんが集まってくる訳で、我慢強く協調性のある雪国、高山の皆さんならでは、という感じもします。
ここは天領。宿場町で、このように町並を保存して観光客を集めゆう所もありますが、ここは天領だけに、ちょっと趣が違いますね。ちょっと立派な大きな施設も目につきます。誇り高さが、景観からにじみ出てきちゅう感じもします。
この写真の向こうの方に見えるヒトは、雪かきをしゆう皆さん。家の前の雪かきは、たくさん積もる前にやっちょかんと後で大変になるがやそうです。誰か一人さぼっても、キチンとした道路と景観は確保できん訳で、そんなところから、協調性が育まれ、我慢強さが培われていくがでしょうか。
高知とは、全然違います。日本は広いですね。それぞれ、様々、色々やきに、楽しいのでありました。