梶ヶ森山頂付近は、こじゃんと雪深うなっちょります〔3190〕2012/01/09
2012年1月9日(月)梶ヶ森は雪
今日、平地は結構晴れて、暖かかったにかありませんね。しかし、梶ヶ森の上は真冬でした。こないだ、12月23日に、龍王の滝の近くに車を停め、美しい梶ヶ森山頂付近をたつくったがをご紹介しました。凍りついた真名井の滝をご紹介しましたよね。あれから、梶ヶ森には雪が降り積もり、全然違う景色。
まず、車は、ノーマルタイヤでは龍王の滝近くまで行けません。道路には雪が積もり、凍結しちょりますき。一昨年、2010年2月18日にご紹介した「乳イチョウ」のある八畝(ようね)から少し上った所に車を停め、そっからのスタート。いやいや、結構登りましたですね。
で、こないだと同じように龍王の滝へ。今回は、完全に雪景色で、滝も凍り、氷柱が美しい龍王の滝。雪の中に靴を埋もらしながら更に登ると定福寺奥の院。ここまで来ますと、一面を白い靄が覆い、視界も悪うなります。少し粉雪。
さて、こっから冒険が予想されましたので、お湯を沸かしてカップラーメンを食べて身体を温めます。今回遭遇した唯一の登山客であるご夫婦が、追い抜いていきました。
目的は、そっからゴロゴロ八丁という急斜面を登って御影堂(みえどう)を見る事。しかし、そちら方面には誰も登った形跡がなく、深い深い雪に覆われた谷筋。ちょっと登ってみましたが、全然まったく道がわからんので、遭難してもいかんので断念。こないだも登った真名井の滝方面へ。12月23日の写真に写っちょった不動明王さんも、雪に埋もれて首だけ出ちょりました。そこで、先ほどのご夫婦を追い抜き、途中から左の脇道に折れ、苔の岩という絶景スポットへ。まあ、景色はまったく全然見えんがですけんど。そっからちょっと脇へ下ると、御影堂へ行けるかも知れんがです。
一気に探検モードに突入、弘法大師ゆかりの御影堂、岩の間の急斜面に建てられた御影堂に近づきました。もう、これ以上行くと、道もわからんし、戻ってこれんかもしれんし、雪と一緒に谷に転落するかも知れん、という所まで行って、岩の間から、建物のうっすらとした影を確認して、登山道の方へと帰ってきました。今度、もっと条件の良いときに今一度行ってみんといけません。
で、そっから梶ヶ森山荘の所へ出て、一気に山頂へ。山頂につくと、ガスがちょっとだけ晴れて、ほんのちょっと明るうなりました。もちろん景色はまったく見えませんが。そんな瞬間の写真がこれ。
しかし、雪にぞぶりもって登山するがも、なかなかエイもんです。とにかく静か。ちょっとした冒険気分。しかし雪山は危険ですき、ナメたらいきません。さっきの御影堂ぢゃあないですが、ちょっとルートを外れると、とてつもない自然の牙を向きます。安全に楽しみましょう。
頂上からは、雪に積もった車道を、滑らんように気を付けながら駆け下りました。箱根駅伝、東洋大学の、高知工業出身の市川選手になったつもりで。こじゃんと心地よかったです。雪の梶ヶ森。