辛亥、戊戌、甲午、人間万事塞翁が丙午〔3144〕2011/11/24
2011年11月24日(木)晴れ!
心地よく晴れました。昨日の雨で洗い流された景色が光り輝く朝です。
昨 日、十干、十二支の一巡目の法則を書きましたが、今朝、早速、その法則の齟齬を発見してしまいました。ここはいつもの野市、上岡八幡宮。参道入り口の鳥居 は、嘉永四年にご寄進されたもの。1851年で、辛亥の年。ご覧のように、この鳥居にも「辛亥」の文字が鮮やかに刻まれちょります。
昨日の2行の 文字列をご覧下さい。60種類ある組み合わせのうち、一番最初の甲子に1という番号を付けたとしますと、戊辰が5、庚午が7、壬申が9で、いずれも一巡目 であることはわかります。しかし、孫文さんの革命が行われた辛亥は、この鳥居の辛亥から丁度60年後の1911年で、番号を付けると48。十干十二支がつ いたこんな有名な事柄が、番号で言えば48ということで、昨日考えた法則がすべてあてはまる訳ではない、ということが早速判明しました。同じ中国では、そ の13年前の戊戌、1989年、康有為とかの戊戌の政変もあります。番号で言うと35番。
朝鮮半島では、1894年に東学党の乱が発生、日清戦争の引き金になっちょりますが、この乱を甲午農民戦争とも呼びます。31番目。ひょっとすると日本だけ、その順番を考慮するがでしょうか。まあ、どうぢゃちかまん話ですが。ちょっと気になると妄想が暴走しますな。
ち なみに、43番目が丙午(ひのえうま)。直近の丙午は昭和41年(1966年)で、その前後の年に比べて極端に赤ちゃんの出生数が少のうなっちょります。 この年に生まれた女性は気性が激しく、大変な事になる、という迷信によるもの。日本人は、こういった迷信を信じたりする傾向にありますね、今でも。今年は 28番目の辛卯。次回の丙午は15年後。ただでさえ出生率が下がっちゅうご時世、産み控えだけはせんとって欲しいところ。
丙午で思い出すのは青島幸男さんの「人間万事塞翁が丙午」。人間万事塞翁が馬をもじった題名の小説。人生、いいこともあれば悪い事もある、くやしがったり悲しんだりする必要はないし、みだりに浮かれてもいけない、てなこと。紀子さまも丙午ですきんね。人間万事塞翁が丙午。