小豆島、フェリー、尾崎放哉さん〔3090〕2011/10/01
2011年10月1日(土)晴れ!
今日から10月。もう、空は真っ青な秋空。今日は用事で小豆島へ行っちょりました。香川県の小豆島(しょうどしま)。二十四の瞳とかオリーブとかで有名。このにっこりでも、一度、Jr.達と行った際にご紹介しました。が、今日はお仕事ですきに一人。
高松へ帰るフェリーの中で、このにっこりを書きよります。高松と小豆島の間は、たくさんのフェリー会社の船が運行しよりまして、少なくとも1時間に1便はありますので便利。
小 豆島と言いますと、高知市で子供時代を過ごした我々の世代にとってはちょっと思い入れのある島。当時、高知市の市立小学校の修学旅行は小豆島でした。今で も、土庄港の旅館の情景を覚えちょります。あの当時、観光スポットやった場所は、どうやら今はちょっと寂れちゅうようです。かわりに、二十四の瞳の映画村 とか、おしゃれで興味深い場所が賑わいゆうにかありません。
観光案内図を見よって見つけたのが、尾崎放哉記念館。おう、山頭火さんと並び称される自由律俳句の巨人。こないだ、9月7日のにっこりで、その俳句をご紹介したばっかしやったので、ビックリしました。小豆島、尾崎放哉さんゆかりの地やったがですね。
尾崎放哉さんは、明治18年、鳥取生まれ。そして、最晩年、大正14年8月20日から、亡くなられる大正15年4月7日までの8ヶ月弱を、小豆島の西光寺奥の院「南郷庵」で過ごしております。墓所も、その西光寺にあります。
山頭火さんは山を愛しちょったがと対照的に、放哉さんは海を愛しました。海のそばの、小さい庵、ということで探してもろうたがが、小豆島の南郷庵やったという訳です。
放哉さんと言えば、
咳をしても一人
が有名ですが、この句は、小豆島でつくったものでは無いようです。小豆島、南郷庵でつくった句は216句。海の句、寂しい句が多いですね。
寂しい 寝る本がない
爪切ったゆびが十本ある
そんな中、記念館に展示しちゃあった句に
すばらしい乳房だ 蚊がいる
というのがありました。
眼の前魚がとんでみせる 島の夕陽に来て居る
花がいろいろ咲いてみんなうられる
追っかけて追い付いた風の中