千屋城筆頭家老、竹村隼人さん〔3059〕2011/08/31
2011年8月31日(水)晴れ!
高知では今日で夏休みもおしまい。宿題は済みましたか?
小学生 の頃、夏休みの最後の2日くらい、大橋通の近くのHくんの家で、同級生で集まって宿題の見せ合いこをしながら慌てて仕上げたことがあります。青果商のHく ん、自宅は店の上で、大きな、迷路になっちゅう家でした。従業員の皆さんとか、たくさんの兄弟とかと一緒になってご飯を食べたりしました。
その 頃、その友人に7歳年上のお兄さんが居りました。年が違いすぎて、一緒に遊ぶことはなかったですが、大人になって、そのお兄さんと一緒に街のことを考えた り遊んだりするようになったがは何かの縁でしょうか。その大好きだったお兄さんは数年前に亡くなってしまいましたが、その方の熱い想いで一緒に始めた高知 街ラ・ラ・ラ音楽祭は、もうすぐ9月18日、高知のお街で10回目を迎えます。
8月の終わりには、あの、大橋通の青果屋さんの上でやった夏休みの宿題を思い出します。
さ て、ここは高知空港の滑走路の南。下田村という地区。この右手から道路は滑走路の下をくぐり、北に抜けると中世の細川氏の居館跡。そしてこの界隈、守護代 細川氏の近くで勢威を誇った千屋氏の城下。このしゅっと左手に、城八幡とともに千屋城址が残されちょります。この右手に祠が見えます。見ると、石に、竹村 神社と刻まれちょります。そう。こないだ、7月16日のにっこりでご紹介した、竹村隼人さんを祀るため、その子孫の方々が建てられた神社。石の標柱の後ろ を見ると、「永禄年間 千屋筆頭家老 竹村隼人を祀る 昭和五十八年十月吉日」と刻まれちょりました。長宗我部氏からの恭順を求める使者が千屋城を訪れた 際、有無を言わせず切り捨てたという竹村隼人さん。そういった信念、矜持が、こうやって400年以上経過した今も、子々孫々誇りとして伝えられていく訳で す。想い、信念、矜持は時代を超えて残っていくということ。