神々しい五台山の日の出〔297〕2004/02/07
2004年2月7日(土)快晴
今朝も厳しく冷え込みました。快晴ですが、山には雪雲がうっすらとかかっちょります。子供達を連れて雪を見に連れて行っちゃらんといかんですね。
今朝は鏡川の河口部に架かる鏡川大橋から、五台山頂に昇る神々しい朝日を撮影してみました。浦戸湾を、漁を終えた小舟が帰ってきよります。
五台山は、今までもこのにっこりひまわりで何度も紹介しました、歴史の古い霊山でございます。山頂の牧野植物園のお話も何度もしましたね。
[290]で、牧野富太郎博士が少年時代に稿を起こし、生涯の行動規範とした「赭鞭一撻(しゃべんいったつ)」という心得をご紹介しました。この文章を帳面にして、現代語訳を付けて植物園の売店で販売しよりました。ひまわり太郎はよろこんで購入してきまして、机の上に常備しちょります。植物学を学ぶ心得ですが、一般の人生にも役に立つ重要な考え方がちりばめられちょりますね。
一、忍耐を要す
何事においてもそうですが、植物の詳細は、ちょっと見で分かるようなものではありません。行き詰まっても、耐え忍んで研究を続けなさい。
二、精密を要す
観察にしても、実験にしても、比較にしても、植物を説明する文を作成するにしても、不明な点、はっきりしない点があるのをそのままにしてはいけない。いい加減ですますことがないように、とことんまで精密を心がけなさい。
三、草木の博覧を要す
材料を多く観察しなさい。そうしないで、少しの材料で済まそうとすれば、知識も偏り、不十分な成果しか上げられません。
で、始まって15条まであります。どうです?心にこたえますね。