鏡川の水力発電痕跡、人類の知恵〔2951〕2011/05/15
2011年5月15日(日)晴れ!
心地よく晴れた日曜日。
昨夜、福島県南相馬市の、仲の良い同業者の社長さんと電話でお話しました。幸い、津波は、工場ぎりぎりのところを通過してセーフでした。本当に良かったがですが、原発騒動で、まだまだ先行きの見えない生活をしてらっしゃいます。そんな中、4月中旬には、一部の牛乳の製造を再開したそうです。学校給食用の牛乳中心ですが、再開できて良かったです。とはいえ、通常から言えば20分の1。そのメーカーさんは、アイスまんじゅうというのが有名だそうで、アイスクリーム比率が高いそうですが、まだ、製造を再開しても販売先の目処がたたない、とおっしゃっておりました。
アイスまんじゅう、なかなか美味しいとのことです。販売先の目処、ということでしたら、なんとかこちらで協力できることがないろうか、と考えよります。また、皆さんにご協力をお願いすることがあるかも知れませんが、その節にはよろしくお願い申し上げます。
こないだ5月2日、鏡川、行川口の近くにあった水力発電所跡のことをご紹介しました。対岸から見ると、木々に覆われて痕跡を見る事もできませんでした。で、今日は、大河内橋のクから東岸を遡上、上から発電所跡を見下ろしてむることにしました。写真がそれ。鬱蒼とした木々の中、建物の痕跡が見えます。大正期につくられた水力発電所。5月1日にご紹介した畑山の水力発電所跡と、たぶん同じような時期に同じような目的でつくられたと推察されます。この、写真を撮った場所から山手の方を見上げてみますと、ありました。水を落とした導管跡。
原発事故の影響を見るよりますと、こんな光景がこじゃんと気になるようになりました。これからの知恵と技術を、どの方向に使うのか。人類に突きつけられた命題です。