飛行機から地球を眺める〔2919〕2011/04/13
2011年4月13日(水)快晴
今日は東京。飛行機の窓から、伊豆大島と富士山がキレイに見えたので、撮影してみました。最近、どんな景色を見ても地震と関連づけて考えるクセがついてしまいました。富士山とか箱根とかは、フィリピン海プレートに乗って南からやってきた海底火山が本州にぶつかってできたもの。伊豆半島もそうです。眼下の、活火山三原山を擁する伊豆大島も、あと100万年くらいしよったら本州にぶつかります。地球の仕組みは、すごいです。
こないだも書きましたが、富士山の噴火は大丈夫でしょうか。南海地震、東南海自身、東海地震が連動して起きた宝永大地震(1707年)の際には、その49日後に富士山大噴火がおこっちょります。今回の東日本大震災の地震と酷似しちゅうと言われるこれも連動型の貞観大地震は、富士山大噴火の5年後。ただ、大噴火の場合は、しばらく前からその兆候が見えるとのことですので、避難、対策の時間はあるようです。
以前は、富士山は休火山といわれよりましたよね。学校でもそう習いました。が、今では、立派な活火山であるというのは常識。まだ若い部類にはいる火山だそうで、活動は活発。いつ、大噴火になってもおかしゅうないそうですね。美しい自然は怖い自然でもある訳です。
東京は、相変わらず。照明は各所で落としてありますし、エスカレーターが停まっちゅう場所もいっぱいです。お店の商品は、随分と回復してきました。しかし、やはりいつもとは違う景色。原発問題がありますので、なんとなく暗鬱とした雰囲気が漂います。そんな中ですが、弊社のヨーグルトや牛乳も、各所で販売されよります。有名百貨店に「高知の牛乳」が並んじゅうがを見るとドキッとします。
この風景を見てもわかるように、我々は、流動するものの上で生活しよります。牛乳を沸かした上に張った、タンパク質の膜の上みたいなもの。大自然に逆らわず、共存していく方法を考える宿命を、地球上の生物は、いつも背負うちょります。