横浜で地震と津波と噴火について考えました〔2908〕2011/04/02
2011年4月2日(土)晴れ
ここは横浜。神奈川県の横浜。氷川丸の近くからみなとみらい方面を撮影してみました。正面右手に大さんばしが見え、巨大な客船が係留されちょります。飛鳥・ということらしいです。間もなく世界一周クルーズに出発すべく、あの大さんばしに係留されちゅうがやそうです。
横浜は、ペリーさんがやって来るまで、100戸くらいの家しかない小さな村やったそうです。この写真の方向、ずうっと行った神奈川湊は、昔から栄えたそうですけんど、幕末になってここに港を整備し、世界に向かう玄関となってから、今のような発展を見せちょります。
ここは、津波も、直下型地震も、気を付けんといかん地域。東海地震はもうまあです。そしてもうひとつ、火山の噴火によって、太古の昔から大きな影響を受けて来ちょります。特に富士山と箱根火山。
箱根火山は、箱根駅伝でおなじみの、芦ノ湖などを抱える巨大な火山。元々2700mを超えるという富士山型の山やったがが、中心部が陥没して、1000m級の外輪山ができあがったということらしいです。65000年前、大噴火があって、神奈川県西部から現在の横浜市に至るまで、巨大な火砕流に襲われました。横浜に、20cm以上の軽石層があるがはこのため。火砕流に襲われた地域では、すべての植物や生き物を焼き尽くしたがかも知れません。
こないだうちから、宝永の南海地震の話を書きよります。あの地震は、東海、東南海、南海の3つの地震が連動したもので、土佐だけではなく、各地に大きな被害をもたらしました。こないだ、地震学者の方がおっしゃっておりましたが、あのような超巨大地震が発生したあとは、火山の噴火など、大きな自然の変化があるがが当たり前やそうです。宝永地震は、太陽暦で1707年10月28日。その49日後に、富士山が噴火しました。宝永大噴火ですね。富士山の東側で大きな大きな被害をもたらし、火山灰を大量に降らした大噴火。ここ横浜でも、5cmの火山灰層が見受けられます。
その前に富士山が大噴火したがは、貞観6年(864年)。この時の大噴火で現在の青木ヶ原溶岩が形成されたがやそうです。貞観といえば、貞観地震を連想します。今回の東日本大震災と、状況がかなり似いちゅうといわれる大地震。これも連動型の超巨大地震やった訳です。この貞観地震は、富士山大噴火の5年後。大噴火が先やったがです。が、何となく気になりませんか?
連動型の超巨大地震と火山の噴火の関連については、やはり、あると見た方が良いと思います。
今、皆さん、津波に対して非常に警戒する意識が高まっちゅうと思いますが、自然災害は他にもあり、それが連動しちゅうかも知れんがです。しばらくは火山の状況も注視し、逃げる方法を考えよらんといかんかも知れません。富士山の見える横浜で考えました。