高知は今年も田植えが始まりました〔2898〕2011/03/23
2011年3月23日(水)晴れ
原発事故の関連で、農産物にも被害がではじめましたね。畜産関係者としては、ただでさえ凄い被害になっている上に放射能となると、胸が痛い限りです。広がりが怖いですが、冷静な対応をお願いしたいところです。
ここはひまわり乳業南国本社。dokomoさんの鉄塔がまぎりますが、その向こうに、社屋や物流センター、工場が見えよります。手前は、ご近所の田んぼ。間もなく田植え。大災害があったので、ご紹介できておりませんが、もう高知では田植えが始まっちょります。桜も開花し、春本番を迎えようとしゆう高知。
片や東日本では、復旧もなかなか進まず、物資も欠乏しちゅというアンバランス。物流、通信の大切さが身にしみます。物や人の偏在は、物流と通信しか解決できない、ということがよくわかりました。何とかお役に立ちたい、と思います。
田んぼと言えば、東北では、広大な農地が海水を冠り、場所によっては未だに海水の下、という田んぼもあります。もし、水が引いたとして、以前のように農産物が作るれるようになるにはどれだけの時間がかかるがでしょうか。
引きが早ければ、数年で元のように使える、という話もあります。そうとすれば、自然の力というのはすごいです。雨水が、塩分やミネラルを洗い流してくれるまで数年。人間が土を交換したり洗い流したりするよりずっとすごい力で、土地を変えていってしまうのが大自然なのかも知れません。
地盤沈下でなかなか海水が引かなければ、長期的に使えんなるかも知れません。しかし、持ち前の粘り強さで頑張ってもらいたいです。まだ、復興は果てしなく先のことに思えますが、今まで、何度も苦難を乗り越えてきた歴史があります。歴史がちゃんと証明しております。こないだ書きましたが、1099年の康和の南海地震で海没した潮江荘は、184年後にちゃんと復活しております。排水技術や土木技術が進化した現代、復活の日は、そんなに遠いことではないと信じて、着実に踏ん張るしかありません。それまで、我々は可能な限りのサポートをしていく決意です。