大正15年、潮江村が高知市と合併す〔289〕2004/01/30
2004年1月30日(金)快晴
今朝は高知へもんちょります。便利になって、東京は日帰りコースになってしまいました。個人的にはゆっくり泊まっていろんなところを走ってみたいんですけどね。
さてさて、今日の高知はこぢゃんとぬくいですね、小春日和です。
早朝から、いつもの様に鏡川の畔を走ってきましたが、写真は、天神大橋の南の袂、潮江天満宮の入り口近くに建てられちゅうオブジェです。これは、潮江村が高知市に統合合併されたことを記念する、記念碑でございます。読んでみますと、大正14年に潮江の村会で合併が承認され、15年に正式に合併になったことが書かれちょります。ここは、大正末期まで潮江村という独立した村やったがです。
今、全国各地で平成の市町村大合併の話が進んだり戻ったり成立したり立ち消えになったりしよりますが、昔から、このようなことは繰り返されてきたんですね。
ちなみに高知市では、お隣の鏡村、土佐山村との合併協議が順調に進行しよりますが、南の春野町が、紆余曲折のあげく高知市に合併を申し入れることになり、それへの高知市の対応が注目されゆうところです。
この合併記念碑の向こう側には、暗くて写ってませんが、「天神のクスノキ」という、樹齢数百年の大きなクスノキが屹立しちょります。幹の周囲は7.5m
、樹高は25m、張り出した樹冠は、東西に13m、南北に18mと、美しい鏡川縁りにみごとな威容を誇りよります。
このクスノキ、高知のお城下で人間が繰り広げて来た様々なドラマを睥睨してきたんですね。今回の合併問題、どんな風に思いながら見下ろしているんでしょうね。