巨大化する羽田空港〔2857〕2011/02/10
2011年2月10日(木)概ね晴れ
東京ビックサイトで開催のスパーマーケットトレードショーは今日までありますが、ひまわり太郎、会場を抜け出して今日は徳島。徳島行きの飛行機に乗るべく、羽田空港までやってきました。
ロビーからは、ご覧のように、できたばっかしの国際線ターミナルが見えます。晴れちょったら、あの向こうに富士山がキレイに見えゆうはずながですが、今日はちくと雲が多いのでご覧の通り。羽田空港も、どんどんと巨大になりつつありますね。それでどうなりゆうかと申しますと、例えばANAの場合、高知便などの新幹線と競合のない路線便の発着場は、こじゃんと、ホントにこじゃんと歩かんといかんなりました。
あと、飛行機が動き始めてから離陸するまで、滑走路が遠うなったとかで、以前よりだいぶ移動するに時間がかかるようになり、結局のところ所要時間が増えてしまいました。大きく立派になるがはエイこともある反面、利用者にとって不都合なことも増えてしまう訳ですね。以前のごちゃごちゃしちょった羽田空港は、乗るがもしゅっと、降りるがもしゅっと、今に比べたらコンパクトでノウが良かったとも言えます。
さて、羽田空港は、大正6年に、飛行訓練用の飛行場として開港、昭和6年、民間航空の飛行場として正式のオープンしたそうです。プロペラ機が、美しい東京湾の上をのどかに飛び交う姿が想像できます。昔、ご紹介したことがありますが、昭和前期に活躍した小説家、戯曲家の久生十蘭さんの小説に、開港間もない頃の羽田飛行場の風景が描写されちゅうがを読んだことがあります。広くキレイで静かで、時折飛行機が飛んでいく飛行場は開放的で、滑走路横の芝生にお弁当を広げてピクニックをしゆう風景。ピクニックの穴場である、てなことを書いちょったと思います。
満州事変後で、世の中は騒然とし始めちょった時代。ここ羽田は、のったりまったりのんびりしちょったみたいです。