四国自動車博物館のブルーバード〔2821〕2011/01/05
2011年1月5日(水)シビコオリマス
今朝も快晴。シビコオリました。車もカチバリツイちょります。
ここは早朝、夜明け前の野市。龍河洞の登り口の近くに、この、四国自動車博物館という施設があります。
こないだうちから、山崎圭二さんとご紹介してきた人物は、山崎圭次さんが正しいようです。まことにもって申し訳ございません。手元の「人間周期率」には、ペンネームの「山崎圭」さんとしか書いてないもんですきに、間違いました。
さて、お客様の声・広場に、潮江雪太郎さんから書き込みを頂戴しましたとおり、山崎圭次さんは、技術者としてもこじゃんと偉い人物やったのであります。
戦後間もなく、金沢高等工業を、体を悪くして中退し帰高、様々な特許を取得します。主にエンジンに関するもので、当時の特許庁の出願簿には、山崎圭次さんと本田宗一郎さんの名前が順番に連なるほどやったそうです。で、自分で設計した4サイクルエンジン搭載のオートバイ「ブルーバード」を発売しました。高性能のバイクで、評判がこじゃんと良かったそうです。
高知という、地の利の無さなどのハンディから、大手の大量生産に太刀打ちできず、工作機械メーカーへ移行していった訳ですが、戦後、高知に、エンジンから自社で開発したオートバイメーカーがあったことは、すごいことやと思いませんか?
その名車「ブルーバード」が、ここ、四国自動車博物館に展示されちゅうがです。
こういう、自分を信じて自分の力で何事にも臆せず成し遂げていく力。周囲に何を言われようが、信念を貫き通す姿。これが「いごっそう」とすれば、それは、高知県人にとって誇るべき資質やと思います。
龍馬さんを崇拝することが「いごっそう」やと思うちゅう輩が多いですが、このような人物を誇り、顕彰できいで、なにが「いごっそう」かと思いますね。
山崎技研さんのHP、「創業者の紹介」に、その経歴と、山崎さんが書かれた美しい文章が掲載されちょります。ぜひ、ご覧になってみて下さい。