社屋横のヤマモモ- 2010/06/19(Sat)〔2621〕2010/06/19
2010年6月19日(土)小雨
梅雨時期といえばやまもも。高知県の花はヤマモモ。
そう、4月頃に、ヤマモモは花を咲かせますが、あの花が高知県の花。高知県の木はヤナセスギですきに、この辺ごっっちゃになって、しゅっと間違います。ヤマモモの花と言われてもちくと印象薄いですきんねえ。
昨日、南国市にある高知県農業技術センターへ行っちょりました。門を入ってから技術センターの建物まで、長い直線道路になっちょります。試験捕縄がどっしこですきに、なかなか広い敷地ながですね。
で、その直線道路の両脇に、普通街路樹では見んような、しかし高知県人には妙にお馴染みの木がズラリと並んじゅうではありませんか。ヤマモモでした。一部、実をつけ始めちゅう木もありますが、概ね、まだこれからといった感じ。さすが高知県農業技術センターだけのことはありますな。街路樹にヤマモモ。あれ、農技センターの皆さんで食べるがでしょうかね。
今朝の写真は、ひまわり乳業の本社屋横のヤマモモ。窓から手を延ばしたら届く距離に鈴生りのヤマモモが。冒頭にも書きましたが、この景色を見ると梅雨を実感します。
昔、高知では、ヤマモモを普通にモモと呼んだりしよったですよね。戦前にはモモエ~、と叫ぶヤマモモ売りのおばちゃんが居ったそうです。最近まで、篭にいっぱいのヤマモモを売り歩くおばちゃん、家に来よりました。今もやりゆうがでしょうか。
ここ南国市の、特に十市(とおち)界隈はヤマモモの産地。このにっこりでビッシリご紹介しゆう亀蔵というヤマモモの原木も十市の山にあります。2006年12月17日にその原木を探索に行っちょりますきに、ご参照ください。
で、十市界隈では、ヤマモモを採ることを、「ヤマモモをもる」と言うたそうです。今でも言うかも知れません。篭に盛るきでしょうかね。そして、木の栽培主と採取者との間での「もり分け」の制度がありました。取り分を予め決めちょく訳ですな。これは、その場所が採取しにくい程、採取者の取り分がヨケになる仕組みやったみたいです。まあ、当然ですけんだ。
皆さんの近くにもヤマモモ、なりよりますか?