御茶ノ水、聖橋から神田川を眺める〔2584〕2010/05/13
2010年5月13日(木)東京は晴れちょります
てな訳で今朝は東京。昨日着いた時は雨模様やったですけんど、午後には晴れて、今朝はご覧の通り。御茶ノ水、聖橋の上から神田川を撮影してみました。まだ6時過ぎの御茶ノ水、駅のホームの人影もまばらで、爽やかな風が吹き抜けよりました。
昨夜、御茶ノ水に泊まっちょったので、神田明神、湯島天神という江戸っ子の大好きなお宮さん界隈をたつくってきました。神田明神は都心部の氏神様として尊崇され、湯島天神も東京人が尊崇することで言えば負けちゃあしません。早朝から、サラリーマンの格好をした皆さんが参拝に訪れよりました。
しかしこの界隈、こじゃんと坂が多いですね。道路脇に町名の由来を書いた案内板が建てられちょりましたが、湯島の地名由来標識には、ちゃんとした由来は書かれちょりませんでした。まあ、この北の上野、不忍池は海やったそうですきに、この。神田明神とか湯島天神とかがある台地が島やったがかも知れません。神田明神、湯島天神の東側はかなり急な下り坂で、標高が全然違います。南へ行くと御茶ノ水駅から南、ニコライ堂の南と東も急な下り坂で、かなり大規模な台地になっちゅうことが、走りよったら体感できます。いや、島というより、昔はここが海岸線やったがやないでしょうかね。
この神田川、井の頭公園の池を源流として隅田川に流れ込んじょりますが、江戸の都市計画のなかで、かなりの紆余曲折を経てきちゅうそうです。
この、御茶ノ水の、台地を割るように深く掘り下げた神田川は、二代将軍徳川秀忠公のときにつくられた人口の谷。川の側面は急傾斜の渓谷みたいになっちょりまして、大都会の真ん中で不思議な安らぎを与えてくれます。昨日、総武線に乗って線路脇の景色を眺めましたが、意外に緑豊かで、感心してしまいました。
右手がJRの御茶ノ水駅。手前で川を斜めに横切っちゅう線路が地下鉄丸ノ内線。向こうにトラス橋が見えますが、あれは総武線の橋で、中央線快速は、川の南岸、右手の方からやって来ます。昔、たまに通ったことのある場所ですけんど、こんなに素晴らしい景色とは知りませんでした。当時はこんな風景そ愛でる心を持っちゃあせんかったことが悔やまれます。東京にお住まいの皆さん、東京も、歴史や文化、そして美しい景観に溢れちょります。ゆっくりじっくりまったり楽しんで見たい街です。