朝倉用水の水車とエスロンとトロ箱と虎筒〔2574〕2010/05/03
2010年5月3日(月)晴れ!
良いお天気の連休ど真ん中。高知は、凄まじいまでの観光客さんで溢れかえっちょります。こんな高知、見た事ありません。昨日電車通りを通りよりましたら、龍馬さんの生家跡にはビックリするくらいのヒトがたむろし、普段は地元のヒトも殆ど気付かず、知らない近藤長次郎さんの饅頭屋さん跡地へも、観光バスから降りた団体さんが押し寄せよりました。いやはやビックリ。どこもかしこも県外ナンバーの車と観光客さんで賑わう高知を、目に焼き付けちょかんといかんと思いました。タイチャナモンです。
今朝のひまわり太郎は、そんな高知の賑わいから離れ、鏡川遡上コースをたつくってきました。
ここは、ビッシリご紹介しゆう、朝倉用水の現役水車が活躍する田んぼ。この地区にたくさん存在する黒い鉄製の水車の用途は、田んぼに水を引くこと。同じような姿で、大小ありますきに、この近所の方の手作りながでしょうかね。
この、鏡川の土手の下の水車は、米田橋西詰から宗安寺方面へ向かう土手の上の道からも見えますきに、一度ご覧になってみてください。
エスロンのパイプを切ってつくったもので水路の水をすくい、ブリかなんかが入っちょった発泡スチロールの箱でその水を受け、電線工事かなんかで使う虎模様の筒で田んぼへと水を落としこみよりました。見事な手作り感。素材は有り合わせ。
見てくれを意識せず、実用本意に活躍しゆう姿は感動的ですらあります。
今朝は、朝倉神社へお参りしつつ、この水車地帯を抜け、素晴らしい行川(なめがわ)から針原へ抜ける峠の急坂を駆け上がり、そして旧鏡村役場の方へ下りてきました。朝倉神社、その立派なお社の後ろに聳える円錐型の赤鬼山がご神体山。今につながる神道になる前、弥生の時代から、たぶん、神の住む山やったがでしょう。この水車地帯からちょっと南西にあるその山は、神奈備山やった訳で、奈良の三輪山とかに相当するのでしょうか。
その近くの田んぼは、水車で水を引いて豊かな実りをもたらしてくれよりました。