葛西臨海公園と葛西海浜公園の高邁な理想〔2546〕2010/04/05
2010年4月5日(月)東京は降りよります
今朝は東京。ちくと用事で昨日から来ちょります。ここは冷たい小雨が降る東京湾。こじゃんと見えにくいですが、写真右端に、大きな観覧車が写っちゅうががおわかり頂けますでしょうか。葛西臨海公園の、巨大な観覧車ですね。JR京葉線とかに乗ると電車から見える、あの巨大観覧車。なんでも、回転直径が111mあって、日本一ながやそうです。あの観覧車があるのは葛西臨海公園。名前がら想像するに、東京のゴミかなにかを埋め立ててつくったこじゃんと人工的な公園のイメージがあったがですが、実は、東京湾の自然が埋め立てで破壊されたので、それを再生しようという高邁な理想で1989年につくられたものやそうです。
時期はバブル真っ盛りですけんど、確かに、地図で見てみると自然を残そうという意図の見える形をしちょります。 googleマップの航空写真で見ると、臨海公園の南には砂州が二つきれいに見えます。あれは葛西海浜公園で、干潟保護のためにつくられた公園。
東側の砂州は、生態系保護のために立ち入り禁止にしちゅうそうで、臨海公園にも海浜公園にも、東京湾の貴重な生物がどっしこ。
確かに、東京の都心からしゅっとで、こんなに自然が大切にされちゅう場所があることは嬉しいことです。
こないだうち、東京がオリンピックに立候補した際、葛西臨海公園が会場の一部になって、貴重な生き物が棲む森を壊さんといかん、ということで物議を醸したがは記憶に新しいところ。
大観覧車がある埋め立て公園くらいに思うちょったら大きな間違いの、なかなか考えられた公園やった訳です。航空写真を見たら、東京湾の他のエリアと一線を画す考え方の再開発が行われちゅうことがよくわかりますね。