野市の風車、大谷氏、金剛山と三宝山〔2494〕2010/02/12
2010年2月12日(金)曇りのち晴れ、強風
しかしまあ、今日は風がエラいですな。道路脇のガソリンスタンドの幟が、ちぎれんばかりにはためきよります。最近ちょっとないくらいの強風が一日吹きつづきゆうですね。早朝起きたときの気温はかなりの高めで暖かい一日になるろうかと思いったら、気温は高めでも風が冷やいです。そう。今日の強風は北から吹きよります。
毎年この時期に突然強風が吹き荒れると、それは春一番ながですが、普通は南から吹きます。ですきに、今日のガイな北風は春一番ぢゃあないがでしょうか。
で、風で思い出したので、今朝は南国本社の東隣、旧野市町(現香南市)の県立のいち動物公園の上にある風力発電所へ立ち寄ってみました。予想通り、あのプロペラはグオングオンとフル回転。強風で、こぢゃんと発電しゆうにかありません。
この界隈は、昔は大谷村という村。この風車の山の向こう側が動物園で、その向こうに大谷神社があります。大谷五社大明神とも呼ばれ、平安時代初期の文献にはやくも登場する古い古いお宮さん。その向こうに以前にもご紹介した八十八カ所の札所、大日寺がありますが、神社と大日寺との間に、大谷城というお城があったそうです。今は住宅地。山田一族の大谷氏が戦国後期に支配しちょったそうですが、天文18年(1549年)頃、長宗我部国親さんに攻略されたとか。昨日ご紹介した、本山氏の朝倉城が全盛を迎えよった時代ですな。まだ長宗我部氏の勢力はそんなに大きくはなく、徐々に拡大しよった頃。その後十数年で、浦戸湾を越え、土佐の中原を支配するようになった訳です。
そうそう、こっからスカイラインを登ったら三宝山で、ビッシリご紹介しちょりますが、あの山は正式名称は金剛山。麓に大日寺がありますきに、その関係でしょうかね。しかし金剛山という名称は、高知のヒトは殆ど使いません。以前あった三宝山スカイレストと三宝山スカイパークの印象が強烈ですきに、三宝山の呼び名が定着してしもうちゅうがでしょうか。