蒲田撮影所、蒲田行進曲、深作監督〔2395〕2009/11/05
2009年11月5日(木)東京も晴れ!
てな訳で今朝は東京。昨夜は、九段下で、サラリーマンさんたちの群れに混じって業界の方とニッポンの酪農乳業の将来について熱く語りよりました。で、蒲田に泊まっちょりましたもんですきに。今朝は早朝から蒲田界隈をたつくりまわってきました。この界隈、なかなかごちゃごちゃしちょって、どこを走りゆうがかわからんなります。道路がクネクネごちゃごちゃ。
蒲田駅の近くと言えば、大正9年から昭和11年までの間、松竹キネマ蒲田撮影所がありました。
その当時のことを、小沢昭一さんがラジオでしゃべっておられましたが、撮影所の周囲には田園風景が広がり、小川が流れてのどかやったとか。現在は想像もつきません。が、今のこのクネクネした道路や町並は、その当時水路やったものを埋め立てたり、田んぼの畦道が道路になったりした結果ながやないでしょうかね。この街には、昔、川やった時代の橋の橋脚とかが無造作に飾られちょったりします。川が無くなると殺風景ですな。
写真は大田区の区民ホールで、ここに松竹キネマ蒲田撮影所があったがやそうです。想像するがは難しいです。
蒲田撮影所で思い出すがは、映画、蒲田行進曲。風間杜夫さんと平田満さんと松阪慶子さんの演技が印象的でした。結構好きな映画です。つかこうへいさんの脚本やったがは覚えちょりますが、監督は深作欣二さんやったがですな。なるほど。深作監督と言えば「仁義なき戦い」。あのシリーズ、実はひまわり太郎、かなりツボなのであります。全部何度も見ました。劇場でもビデオでも。
深作監督は、暴力的な映画、というイメージがあると思いますが、全部じっくり観たらわかるように、暴力を否定しゆうがです。そして、大部屋俳優のような日の当たらない場所に居る人物に光を当てるがも特徴ですね。