夕暮れの瀬戸大橋を与島から眺める〔2378〕2009/10/19
2009年10月19日(月)今日も良いお天気
今日は車で山陽方面に行っちょりました。四国へ帰る頃には日も暮れなずみ、瀬戸大橋が美しゅうに光りよります。
ここは与島(よしま)。瀬戸大橋の中間にある島で、サービスエリアとかフィッシャーマンズワーフとかがあります。この時間になると、フィッシャーマンズワーフはもう閉店。この橋が開業した当時は、ものすごい観光客で賑わいよったですね、ここも。
向こうに、本州の灯りが見えよります。下津井、児島、そして鷲羽山ハイランド。昔、Jr.1号がまだコンマかった頃、あそこでバンジージャンプしたことがあります。
飛び降りる直前、瀬戸内海の眺望が素晴らしかったことを覚えちょります。
この与島、瀬戸大橋ができるまでは、もちろん船しか交通手段はない離島。確か、あの民俗学の歩く巨人、宮本常一先生も、この島を訪れてその離島の生活を取材されちょったと思います。
そんな島も、この橋ができて、一変したことでしょう。何せ、本州とも四国とも橋でつながり、車でしゅっと。離島ぢゃあ無いなりました。文化や生活は本土とメッソ変わらんなったかも知れません。
この巨大な構築物は、四国の生活だけぢゃあ無うて島の生活も激変させました。良かったかどうかは、それぞれの皆さんの判断によるところでしょう。
ただ、こうやって浮かぶ姿が美しいがは事実。車の道路の下をJRの電車が通ります。社内に明かりを灯して、橋の下、海の上を走る電車の姿は、まるでNゲージの模型の電車のよう。幻想的に美しく、心を打つものがありました。