田村の国人領主入交氏と入交家と入交神社〔2274〕2009/07/07
2009年7月7日(水)曇ったり晴れたり時折降ったり
しかしまあ、自転車通勤は心地良いですね。ハマってしまいました。
今朝もトウから五台山、介良を抜け、南国市の田んぼの中の径を走って会社へ。あまりにも面白そうな場所だらけで、ワクワクしながらの出勤です。
ここはもう会社に近い、南国市田村。ここから介良の間は、太古の昔からヒトが住み、栄えた場所。で、もう、イタルカシコに神社の森や、小さな祠やオサバイさんが。神様だらけですな。田んぼの中に突然こんもりした森があれば、それは必ずお宮さんの森。いっぱいあります、そんな森が。
この田村の、このしゅっと南にも鎮守の森があり、若一王子権現さんが鎮座しちょりまして、境内の真ん中には大きな大きなクスノキが屹立しちょりました。このお宮さんは、今から700年ほど前に、入交源六兵衛さんという方が熊野から勧請したとかいう記録があるようです。出ました入交さん。こないだ、6月10日のにっこりで書きましたが、南北朝の時代、今の野市の深渕の河原で、北朝方の佐伯経貞さんと田村の豪族入交さんとが戦うたとのこと。700年前と言えば、その南北朝時代のちょっと前。入交一族は、そのとっと昔から、この地で勢力のあった国人領主ということですね。
さて、この右手のお宮さん、これは、その入交神社。入交一族の祖霊が祀られちゅうお宮さんでしょうか。若一王子権現さんは、入交一族だけぢゃあ無うて、この近在の皆さんを守る鎮守の神様。そしてこの入交神社は、入交一族のお宮さんということでしょうかね。こぢゃんとキレイに整備だれちょりました。
現在の高知の名族、入交家も、この古い一族の末裔。この界隈にいっぱい住む入交さんも、もちろん末裔。その末裔の皆さんが集まって、ここでお祭りをされゆうそうです。土佐でも、ちょっと無いくらい古くからつながる話ですな。すごい歴史です!